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ぼくはO・C・ダニエル 鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 鈴木出版 |
発売年月日 | 2017/10/01 |
JAN | 9784790233282 |
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ぼくはO・C・ダニエル
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
強迫神経症で、夜寝る前に「儀式」を行わないと眠りにつけない様子がリアル。途中からサスペンスの様相が加わり、精神的にきつい中、どうそれに対応していくか?にドキドキした。
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強迫性障害、結構わかっているつもりだったけど、人に知られなくないって、そうなんだ。 そこ、むずかしいなあ。 病気を自覚して誰かの助けを借りて克服したいと思う、って難しいんだ。
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両親と兄・妹と暮らす13歳のダニエルは、勉強はできるがアメフトチームではいつも補欠で、スポーツが苦手な彼本人もその方がいいと思っていた。クラスメイトのライヤのことが好きだが、アタックする勇気はない。物語を描くのが好きで、その世界の中なら安心して普通の人でいられる。 彼は、突然襲っ...
両親と兄・妹と暮らす13歳のダニエルは、勉強はできるがアメフトチームではいつも補欠で、スポーツが苦手な彼本人もその方がいいと思っていた。クラスメイトのライヤのことが好きだが、アタックする勇気はない。物語を描くのが好きで、その世界の中なら安心して普通の人でいられる。 彼は、突然襲ってくる「ザップ」と彼が名づけている強迫観念に悩まされていた。1日に10回くらい現れ、特に寝る前には深刻で、それを解消するための「儀式(強迫行為)」に数時間かかることもある。 そんな彼に誰とも口を利かない'変わった’少女サラが話しかけてきた。母親の恋人に殺されたかも知れない父親を見つける手助けをして欲しいと言う。 恋と物語とアメフトと殺人を突き止めるミステリーと「ザップ」。思春期の少年ダニエルの心情を彼自身の言葉で綴る。 *******ここからはネタバレ******* 強迫性障害(OCD)に悩まされる少年の姿は、著者の同じ年頃の姿ほぼそのままらしく、この場面は特にリアル。経験のない私でも息苦しくなってしまう。苦しいのに平静を装う姿がなんとも痛ましい。 少年たちの会話は、アメリカらしいジョークとウイットに富んでいて楽しい。特にアメフト関連のところは気が利いていて、参考にしたいくらい。 残念なのは、ミステリー部分。サラの父親殺しの容疑者とされるジョンとサラの母親の言動に納得できない。 うつ病を抱えて自宅においてはおけなくなった人を運ぶ先はホテルではなく病院ではないのか? 彼女が父親と同じ病を抱えているからと言って父の死を伏せておくなんて、あまりに非現実的。死因さえ隠しておけばいいのではないか?。 「サラがあの場所を見つけないか心配」と言われたときに、普通墓地の掃除に行く? サラの母親は自宅はとてもきれいにしているのに、恋人の家は滅茶苦茶で平気なのか? ……などなど、ツッコミどころは満載だ。エドガー賞児童図書部門受賞作品なのである。 でも、OCDをはじめとする、わかってもらいにくい辛さへの理解への一助となる本でしょう。
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