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存在肯定の倫理(Ⅰ) ニヒリズムからの問い
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
発売年月日 | 2017/07/01 |
JAN | 9784779511738 |
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存在肯定の倫理(Ⅰ)
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・ニーチェのニヒリズムには3種類ある。 A:「虚無への意思」としてのニヒリズム →ありもしない(少なくとも多くのは見ても感じてもいない)「虚無」である神などを信じること自体が、そもそもニヒリズムである。つまり、キリスト教などの宗教世界に生きることがそもそもニヒリズムである。...
・ニーチェのニヒリズムには3種類ある。 A:「虚無への意思」としてのニヒリズム →ありもしない(少なくとも多くのは見ても感じてもいない)「虚無」である神などを信じること自体が、そもそもニヒリズムである。つまり、キリスト教などの宗教世界に生きることがそもそもニヒリズムである。 B:価値喪失のニヒリズム(一般的にニヒリズムと呼ばれるもの) B1:能動的ニヒリズム→永劫回帰など、従来価値を強く否定する態度 B2:受動的ニヒリズム→成から逃避的な態度 C:完全なニヒリズム 本来の価値である力への意思へ戻ることで、AとBの前提となっているパラダイムから脱出し、生を肯定する態度(永劫回帰) ・著者の考えるニヒリズムの超克(D?):Cであっても、価値や意味への執着がのこっているため、ニヒリズムを超克できていないというのが著者の考え。そのような価値や意味を問うことなしに、存在のあるがままを肯定する態度 ・本書の主張では、ざっくり表現してしまえば、ニヒリズムの超克とは、悟りを開くことと理解した(我執を消す)。 これは私のこれまでの認識通りで、(私が到達しうる)答えなんだろうと感じる。いっぽうで、すべての凡俗にそれを求めるのは難しいため、やはり、「(小さな)物語に生きる」選択肢を肯定する世界を私はめざしたい。 ・意味や価値を求める考え方自体もニヒリズムである。超人思想/永劫回帰すらそこ陥穽にはまっている。ニヒリズムの超克には、意味や価値を求めることから離れる必要がある。 ・今あることの歓びから始める。外や超越的な何かではなく、自分の自然な感覚が基盤となる。(身体性) ・【本書直接の引用ではないが、自分なりの解釈をいれている】ケアされて、自分が存在していることへの感謝から倫理は生まれる。(世界を憎む人に倫理は生まれない) ケアしてもらっていることを感謝をもって、他人をケアする感覚をもっていきることに倫理の基礎がある。
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