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麻布ハレー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 誠文堂新光社 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784416617083 |
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブクログ献本で取り上げられてて興味を持った本。 献本は外れたけど、図書館で借りて読んだ。 何だろう。。。 佐澤國善という一人の青年の成長と、糸口栄という一人の人間の人生と、日本の天文学の発展と、ハレー彗星の軌跡が複雑に絡み合って、不思議な世界観を作っている。 結局、藤崎晴海という人物は何だったのか? 最初は二重人格者かと思ったけど違うようで、幽霊かとも思ったがそれも違う。 分かったのは、圀善と晴海が76年に一度、ハレー彗星の接近に合わせて邂逅する……ということ。 そして國善と栄以外の人にはどうやら見えていない、ということ。 あまりにもリアリティがあるので作中の登場人物は実在の人かと思ったが、それぞれモデルがいるようである。 佐澤圀善、宮田喜治、柳木賢男は、佐々木喜善、宮沢賢治、柳田国男のアナグラムだったとは……。 人がなぜ星を見るのかといえば、そこにはロマンがあるからだと思う。 宇宙のロマンをそのまま小説にしたような物語だった。 元・天文部だった人は必読の一冊。
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偶然なのか、縁があったのか、ふと手に取って何気なく借りてみた。次にハリーが来る頃には、何が起こるのか見ることはできないなーと、遥か先のことを考え少し寂しく感じたのと同時に1986って何してたんだろ?残念ながらハリーの記憶が全く無い。
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「麻布でハレー彗星を見るの?」とタイトルに惹かれ手に取ったが、本当にそうだった。 現在の国立天文台が三鷹に移転する前の明治大正期、麻布に天文観測施設が置かれてたとか。と、星好きにはワクワクの雑学から入ったが、文学好きもホイホイだった。作中、「はやぶさ」が行った小惑星の名前の由来...
「麻布でハレー彗星を見るの?」とタイトルに惹かれ手に取ったが、本当にそうだった。 現在の国立天文台が三鷹に移転する前の明治大正期、麻布に天文観測施設が置かれてたとか。と、星好きにはワクワクの雑学から入ったが、文学好きもホイホイだった。作中、「はやぶさ」が行った小惑星の名前の由来でもある糸川博士や、柳田國男、宮沢賢治がモデルと思しき人物が出てきて、無論フィクションだが、こんな交流があったのかも、と妄想すると滾る。 物語そのものはファンタジックでありつつ、ワシには正直今ひとつだったが、設定で楽しめた感。
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