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多摩川飲み下り ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784480433879 |
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多摩川飲み下り
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多摩川飲み下り
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
奥多摩から川崎まで多摩川沿いを歩きつつ昼酒(もちろん夜も)を堪能するのんびり紀行。 特にノルマもなく思い立った時に前回の地点から再開する散歩。町の中華屋さんだったりコンビニのサンドイッチなんかをおつまみに河原で缶ビールなど。 肩の力を抜いてのんびりと楽しむ散歩。 筆者、大竹聡...
奥多摩から川崎まで多摩川沿いを歩きつつ昼酒(もちろん夜も)を堪能するのんびり紀行。 特にノルマもなく思い立った時に前回の地点から再開する散歩。町の中華屋さんだったりコンビニのサンドイッチなんかをおつまみに河原で缶ビールなど。 肩の力を抜いてのんびりと楽しむ散歩。 筆者、大竹聡と久住昌之、吉田類。最近酒呑み作家が流行っているように思える。
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酔っぱらい紀行文。そういうジャンルもあるのだなと、思わされた一冊。 お店の紹介が主にならず、思い出・情景・風景・歴史などがとりとめもなく混在しているのがよい。 日常の極めてそばにある非日常の心地よさを再認識させられた。
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これは楽しいなあ。飲んべえの人は真似したくてたまらなくなるに違いない。大体多摩川に沿って歩きくだりながら、目についたのれんをくぐったり、河原で持参のビールやポケットウイスキーを飲んだり。思いついたときに気が向くまま、という自由さがとてもいい。昼間から飲んじゃって、と少しだけ後ろめ...
これは楽しいなあ。飲んべえの人は真似したくてたまらなくなるに違いない。大体多摩川に沿って歩きくだりながら、目についたのれんをくぐったり、河原で持参のビールやポケットウイスキーを飲んだり。思いついたときに気が向くまま、という自由さがとてもいい。昼間から飲んじゃって、と少しだけ後ろめたく思いながら、だからこそ味わい深いのが昼酒というものなんだろう。 語り口がちょっと落語を思わせる。流れるような気負いのない文章で、とても読みやすい。解説の高野秀行さんによると、著者は「いつも飲んでいる、いくらでも飲む、いつまでも飲んでいる」大酒飲みだそうだ(γ-GTPが1000をこえたことがあるとか)。そう聞くと、書くものもさぞかし豪快であろうと思ってしまうが、さにあらず。何と言うか、おかしな言い方になってしまうが、無頼ぶりが上品だ。ほぼいつも機嫌がいいのが何より。 こういうのを読むと、いいよなあ男の人は、とつい思っちゃう。一人でどこか出かけるのが好きだけど、昼とかの軽食はともかく、ちゃんとしたごはんが食べたいなあ、ちょっとビールでも飲んでさ、という気分の時、オバサンが気軽に入れる所ってあまりない。ましてやこの著者のように、ふらりと縄のれんを分けて地元の居酒屋へっていうふうにはなかなかできないものだ。いやまあ、気にせずやればいいんだけどね。以前札幌へ行ったとき、ビール園で一人焼き肉を食べながらゆったりビールを飲んでいる白髪のオバサマがいて、なんてかっこいいんだ!と感動したことがある。一人酒って品格がいるのかも。
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