ジブリの仲間たち 新潮新書674

鈴木敏夫(著者)

• 内容紹介: 鈴木敏夫が30年にわたるプロデユーサーとしての仕事を振り返った本。1作1作の思い、仲間や企業を巻き込み駆けずりまわり、汗まみれになって体得してきた経験、秘話満載の1冊です。
• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2016/06/01
• JAN: 9784106106743

商品レビュー

2020/04/08

読みやすい

[及川理仁]

本書は
スタジオ・ジブリに興味がある方には
必見の一冊だと確信します。

私は映画がそもそも好きではない。
そのためスタジオ・ジブリが
製作した映画はあまり見ない。
しかし作家としての宮崎駿氏を
とても崇敬している。
そのためスタジオ・ジブリ関係の
ドキュメンタリーや書籍などは
かなり見ている。
それらの書籍などの中でも本書は
スタジオ・ジブリの
代表取締役社長でもあった
鈴木敏夫プロデューサーが
吐露した心情をライターが
まとめているので
非常に読みやすい。
そのため私的には非常に興味深かった。
また
「映画作りは本当に辛いんだな。
　私は絶対に映画プロデューサーだけは
　出来ないだろうし
　死ぬまでしたくもない❗」
と本気で思いました。

2024/01/02

羨ましいなぁ、という羨望の感情が読み終えてまず込み上げてきたけど、額に汗して一所懸命な鈴木さんがたくさんの才能ある人に巡り会えたのは、何よりも自身がまず直向きであったからだと思う。勇気をもらえる一冊でした。
藤巻さんの憎めないキャラ、要所要所でクスリときました笑

2022/12/30

ジブリ映画は調和の哲学を映像化したものが多い。物理の観点になるが世界を構成する原子配列は調和されており、配列の１つでもズレると世界は一瞬で崩壊するらしい。

奇跡の調和で成立した世界で調和を保つは容易であり、乱すは困難と考えるのは軽率だろうか。