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あの花火は消えない
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2015/10/15 |
JAN | 9784037271909 |
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
透子ちゃんには、おばあちゃん、おじいちゃん、かあさん。 ぱんちゃんには、島崎さん。 たくさんの厳しいなか、ちゃんと見てくれる、認めてくれる、味方でいてくれる大人がいて、よかったなぁ。 ヨシキくんの関わり方も、よいなぁ。 花火の絵。 坂道の絵。 ぱんちゃんと透子ちゃんの、ふたりな...
透子ちゃんには、おばあちゃん、おじいちゃん、かあさん。 ぱんちゃんには、島崎さん。 たくさんの厳しいなか、ちゃんと見てくれる、認めてくれる、味方でいてくれる大人がいて、よかったなぁ。 ヨシキくんの関わり方も、よいなぁ。 花火の絵。 坂道の絵。 ぱんちゃんと透子ちゃんの、ふたりならではの気も血の伝え合い。 泣けました。
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周りに溶け込むことができない透子。 母の病気をきっかけに祖母の住む若狭で暮らすことになります。 そこで出会った自閉症の青年ぱんちゃんとの出会いが、彼女の生き方を決めるきっかけとなります。 物語の風景が思い浮かぶような作品です。 読み終わって、もう一度、本をパラパラとめくった時に、...
周りに溶け込むことができない透子。 母の病気をきっかけに祖母の住む若狭で暮らすことになります。 そこで出会った自閉症の青年ぱんちゃんとの出会いが、彼女の生き方を決めるきっかけとなります。 物語の風景が思い浮かぶような作品です。 読み終わって、もう一度、本をパラパラとめくった時に、冒頭のヘレン・ケラーの「太陽の方に顔を向けるのよ。そうすれば影を見なくて済むから。ヒマワリがしていること一緒よ。」という言葉が、この物語を表現しているなと思いました。 思いや考え、物の見方、感じ方は自分自身で如何様にでも変えられると感じました。
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図書館の最近入ってきた本のコーナーに置いてあったので,この本を手に取った。 透子は,5年生で大阪に住む女の子だ。けれども,かあさんが病気になった。とうさんは会社と病院の行き来で忙しい。透子は「どこかにあずけることの,むずかしい子ども」だった。だから,若狭湾に面した小さな町にあ...
図書館の最近入ってきた本のコーナーに置いてあったので,この本を手に取った。 透子は,5年生で大阪に住む女の子だ。けれども,かあさんが病気になった。とうさんは会社と病院の行き来で忙しい。透子は「どこかにあずけることの,むずかしい子ども」だった。だから,若狭湾に面した小さな町にある,かあさんの実家に預けられることになったのだ。そして,どうやら庭のはなれに人を住まわすことになった。それがぱんちゃんだ。ぱんちゃんははまなす園から引っ越してきた。はまなす園は,赤ちゃんの頃に重い病気をして歩けなくなったり,生まれながらの病気や色々なことで,生活に不自由のある人たちが一緒に暮らす場所だ。このお話は,透子がぱんちゃんと暮らした時のお話です。 ぱんちゃんは「数も十まで数えられる」25歳の男性だ。いわゆる知的障害があるのだろう。そして,透子は知的障害のない自閉症なのだろう。 「透子は,親元をはなれているからああいうふうなのではありませんです。たしかにあの子は,なにかのきっかけで急におこったり泣いたり,みなさんと同じようにできなかったり,いばっているように見えたりします。でも,あとで落ちついてからそんな自分に気がついて,それはそれは,かわいそうなぐらい落ち込みますのや。どうか,そのへんのこともわかってやってくださると,透子は,うんとたすかります。あの子は,とても繊細で,つらいときがたくさんありますのや」そういうばあちゃんの発言から,透子はあたたかく見守られているのがわかる。 そんな透子の視点から物語が描かれるから,途中から本当に起こった出来事が実際はどれだったのかわからなくなる。途中では,宇宙人との交流をするSF小説だったのかとまで感じる。だけど,その,分からなくなるところが著者の表現のうまさなのだろう。実際に透子にはそう見えているのだから。最終的にはそれがどういうことなのかが分かる。その中で透子が死をどう捉えるのかがうまく描かれている。 「がやがやした教室。ムカつくとか,ウザいとか,いつだってどこからかそんなことばが聞こえる。そのたびに,あたしは自分のことをいわれている気がして息苦しくなったし,そんな教室で勉強できるわけもなかった。」ーこのようなことを読んでいると,自分も感じてしまうようなことばかりだ。この世界は生きづらい。普通の人間がそうなら,透子はもっと生きづらいのだろう。 全体を通して,きれいな色をイメージさせるような話だった。読んでよかったな,と思える本でした。
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