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叔母の肉体は僕のモノ 竹書房ラブロマン文庫
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叔母の肉体は僕のモノ 竹書房ラブロマン文庫

美野晶(著者)

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叔母の肉体は僕のモノ 竹書房ラブロマン文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784801903074

叔母の肉体は僕のモノ

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商品レビュー

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2015/06/24

既存の安定路線に組み込まれた新味

メインヒロインに恋い焦がれながらも遠回り的に様々な女性との逢瀬を繰り返し、最後にはメインへと向かうラヴ成分の濃いぃ美野作品の基本路線はそのままに、官能要素もしくは官能的な属性に新たな切り口を盛り込んだ作品と言えるであろう。 それはつまりS&Mの世界である。 サブヒロインは...

メインヒロインに恋い焦がれながらも遠回り的に様々な女性との逢瀬を繰り返し、最後にはメインへと向かうラヴ成分の濃いぃ美野作品の基本路線はそのままに、官能要素もしくは官能的な属性に新たな切り口を盛り込んだ作品と言えるであろう。 それはつまりS&Mの世界である。 サブヒロインは全員M属性持ちと初期設定されている。 また、物語の初期段階でSとして磨かれた主人公にすることで作品世界の背景を下準備しつつ、本当は真っ当な恋がしたいと抵抗する主人公の面白味に繋がっている。その本意に反してズルズル巻き込まれていく展開ということである。 タイトルからしてメインヒロインは叔母と予想できるが、この32歳の叔母(独身)は相当に可愛らしい。甥っ子である主人公への過剰な溺愛っぷりが魅力なのだが、それが次第に主人公への恋心だったと気づいていく、その移ろいをしっかり描いている。ただ、終盤に至るまではサブヒロイン達とのエピソードなために叔母の出番が少ないことと、それまでは必然的に脇役っぽい立ち位置になってしまう勿体なさがあった。 また、叔母という親族である必要は強く感じないのだが、これはお隣さん夫婦にあるもっと濃いぃ相姦と対比させることで乗り越えるべき一線の切り口を示唆する意味合いが醸されているようである。ただ、それにしてもメイン+サブの総勢5人に加えて隣の夫婦となれば登場人物の多さは否めないところか。サブを減らして叔母とのちょっとした絡みをさらに散りばめれば存在感がぐっと増すようにも感じた。 ただし、SとMの世界を盛り込みながらも単に縛ったり縛られたりではなく、もっと言えばS側の身勝手な趣向ではなく、日常では様々に装わなければならない女性が羞恥という形で自分を解放するためのM性を充足するお手伝いがSの役割とした優しさは作者らしいところであり、さらには「縄酔い」を始めとする諸々の緊縛知識を織り込むことで相応の深みも感じられて良かったと思う。

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