いま、君たちに一番伝えたいこと

池上彰(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2015/04/01
• JAN: 9784532169619

商品レビュー

2023/12/01

中東やテロのことを全然知らないなと気がつけたので、これまでの世界史から現在の様子まで学び直したいなと思った。
後藤健二さん、宇沢弘文さんのことも初めて知った。本を読んだり調べたりして視野を広げたい。円地文子さんの本も読んでみたい。
迷ったら、初心を忘れるなという言葉が響いた。今の学生としての正義感や好奇心、問題意識は忘れずに持ち続けたい。
ジャーナリズムの責任を初めて考えられた。戦争ジャーナリストは弱者を助ける前にその悲惨さを伝える使命があるとして、少女とハゲワシの写真の見方が変わった。
また、表現の自由は元々弱者が権力に抑圧されずに表現できる権利を保証するものだというところにはっとした。ただ単になんでも表現していいわけじゃないことが感じられた。
自分の知れていなかった人や分野をこの本を読んで知れた。

2020/11/01

池上氏の著書は何冊か読んでいるし、テレビ番組も見ているが、こんなに真剣に大学教授をやっていたと知らなかった。
（腰かけ程度の非常勤講師かと思ってました）
私も今は学生と接する機会がありますが、今の若者から吸収することはすごく多いし、今の若者に伝えたいことが本当に多い。
もちろん自分の息子にも伝えたいことが沢山ある。
（身内ほど、聞いてくれないものですが･･･）

今現在も、世界は劇的に変化し続けている、
そんな中、世界の各国では宗教や文化の対立が絶えない。
そして日本はというと、平和ボケなのか何なのか･･･
人口減問題、高齢化社会、社会保障制度の問題、国の借金問題･･･
課題はそれぞれ複雑に絡み合って、おそらく簡単には解決出来ないだろう。
そんな困難な状況下で、我々はどうやって生きていくかというと、やっぱり勉強して賢くなっていくしかない。
一つの答えだけでなく、多様な考え方を受け入れて、その中からその時点の最適解を見つけていく。
そのためには、日々勉強して知識を蓄え、間違った選択を行わないようにしていくしかないのです。
さすが大学教授！さぁ、勉強しよう！！
（2016/6/9）

2019/12/14

新聞の連載のまとめなので、ひとつひとつのテーマについての深い考察はされていないですが、示唆に富むものもあります。
ピケティのエピソードは印象的でした。