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西村和雄の有機農業原論
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西村和雄の有機農業原論

西村和雄(著者)

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西村和雄の有機農業原論

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 七つ森書館
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784822815301

西村和雄の有機農業原論

¥770

商品レビュー

2

2件のお客様レビュー

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2017/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容そのものは勉強になる所も多く (へぇ~)と思う箇所は沢山あったのですが、 読了時の感想は(やっと終わったよ…)です。 正直読んでて疲れました。 理由は文体が全体的に上から目線で、 「俺は正しい」調に溢れていると感じたためです。 例えますと、  ・気乗りのしない会社の飲み会で、  ・日頃から話が合わないな、と思っている   人の隣に座ってしまい、  ・ちょっとこちらの興味ある話題になったので   つっこんで質問してみた所、  ・聞いてもいない話を飲み会終了まで延々と   聞かされた という感じです。 私自身、有機野菜には興味と関心が高く、 その道の大家である著者の西村和雄さんは もう何冊か著作をお持ちですが、 ちょっと読む気がしないです。

Posted by ブクログ

2017/04/09

 本書の著者である西村和雄氏は京都大学の農学博士でNPO法人有機農業技術会議の元理事長。有機農業に興味のある人にとっては参考になる点が多々あると思うが、もう少し科学的な記述を期待していたので、やや期待外れ。 西村氏は有機農業を科学的に理解することを半ば否定している。確かに農業は...

 本書の著者である西村和雄氏は京都大学の農学博士でNPO法人有機農業技術会議の元理事長。有機農業に興味のある人にとっては参考になる点が多々あると思うが、もう少し科学的な記述を期待していたので、やや期待外れ。 西村氏は有機農業を科学的に理解することを半ば否定している。確かに農業は工業と比べて自然というコントロールしがたい要素の影響を大きく受け、再現性を得るのも難しい。物事を抽象化したり単純化したりする科学的なアプローチでは、複雑な自然をあるがままに理解できないかもしれない。  しかし、多くの人に、後世に伝わるメッセージを発信したいのであれば、価値観の異なる人でも理解できるような共通認識を得なければならない。医療の分野でも様々な民間療法が見られるが、東洋医学のように長い経験を積み重ねた独自の体系も存在する。農業の分野でも個人名がついた○○農法が多数存在するが、それらはまだ属人的なアートのようなもの。有機農業を、薬剤に依存する西洋農業とは異なる別の農業体系として、後世に伝えるのであれば、政治や信条を抜きにして、科学的なアプローチも活用しながら、多くのデータを積み重ねていくしかないだろう。

Posted by ブクログ