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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1986/05/15 |
JAN | 9784103023197 |
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
本当に豊かな方言を持つ島国日本に感動する。方言があってこそのこの戯曲である。祖父は方言しか話せなかったので意志疎通ができなかった。やはり共通語は必要ではあるが、そんなことはもう過去の話となりつつあるのだろうか。重左衛門と修二郎がこっけいで不器用な感じが良かった。こうしている間にも...
本当に豊かな方言を持つ島国日本に感動する。方言があってこそのこの戯曲である。祖父は方言しか話せなかったので意志疎通ができなかった。やはり共通語は必要ではあるが、そんなことはもう過去の話となりつつあるのだろうか。重左衛門と修二郎がこっけいで不器用な感じが良かった。こうしている間にもアイヌの言葉はどうなっているのか気がかりだ。
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近代国家の確立とともに各地の言葉が「方言」「訛り」として否定され、政治的に「標準」の「日本語」が作られていく経緯を、ユーモラスかつ哀愁を込めて鮮やかに描き出した傑作。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
方言というものを戯曲として扱うのは、とても難しいと私は思っています。 日本語という言語自体取り扱うことは避けてしまうものです。 というのも、言語というものは、その環境によって多様化しうるものだと思うし、その中で絶対的な言語はないと思うからです。 この話は、そんななかで、共通言語というものを模索する、そんなお話です。いろんな方言の人が出てきて、それぞれとても人間らしい性格をしていて、だれも間違ってない。そんな気がする、井上ひさしさんらしいお話だと思いました。
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