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人類学者は草原に育つ 変貌するモンゴルとともに フィールドワーク選書9
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 臨川書店 |
発売年月日 | 2014/05/01 |
JAN | 9784653042396 |
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人類学者は草原に育つ
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
冒頭のモンゴル留学の経験を語った部分に圧倒された。 やりたいと思ったことは、その時自身にできることを全て試みてやり遂げる。何かというといろいろ言い訳して楽な方に流れてしまう私とは違うなあ、と尊敬というかもはや畏敬。 資料収集や、フィールドワークの実践部分についても、その苦労や難...
冒頭のモンゴル留学の経験を語った部分に圧倒された。 やりたいと思ったことは、その時自身にできることを全て試みてやり遂げる。何かというといろいろ言い訳して楽な方に流れてしまう私とは違うなあ、と尊敬というかもはや畏敬。 資料収集や、フィールドワークの実践部分についても、その苦労や難しさについて簡潔にまとめられて興味深かった。現在も展示されている資料もあるようなので、この本をよく読んで、再度展示を観に行きたいと思う。 野帳の写真も図版に多数含まれるため、フィールドワークの実践の一端を知ることができる。 イヌと人の関係、モンゴルの牧畜のしくみ、家族制度のなかでも特に養子に関する考え方は面白かった。実母の末子を娘の養子にする事例が紹介されていたので、血縁関係や親族関係のあるところから養子をもらう仕組みなのかもしれない。 研究活動と、モンゴルを襲った雪害への支援から発展したNPO法人に関する話題も非常に興味深かった。 通称「黒板プロジェクト」について。まず黒板はある程度の年数で交換しなければならないことを初めて知った。 小学校の黒板が、黒板消しで綺麗になるというのは実はすごいことなのだ。 個人または団体から寄付をつのり、黒板に寄付した人の名前を小さなプレートに刻んで黒板の下につけることで、国を超えた繋がりが生まれること、寄付した方による「マイ黒板の旅」の様子などが紹介されていた。 現役時代の威勢の良さが印象に残る朝青龍関も故郷への寄付を希望し、参加されたという一文もあった。 現在ではほぼ配布が終わっているそうだが、NPO法人によるNGO活動の実例として非常に勉強になった。
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