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うさぎ幻化行 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/04/21 |
JAN | 9784488434113 |
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うさぎ幻化行
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商品レビュー
2.9
10件のお客様レビュー
目次 ・ヨコハマ12・31 ・対の琴声(きんせい) ・祭りの準備 ・貴婦人だより ・同行二人 ・夜行にて ・風の来た道――夜行にてⅡ ・雪迷宮 ・うさぎ二人羽織 北村鴻の遺作ということで、少し期待をしすぎたのかもしれない。 まったく面白く感じることができなかった。 主人公リツ...
目次 ・ヨコハマ12・31 ・対の琴声(きんせい) ・祭りの準備 ・貴婦人だより ・同行二人 ・夜行にて ・風の来た道――夜行にてⅡ ・雪迷宮 ・うさぎ二人羽織 北村鴻の遺作ということで、少し期待をしすぎたのかもしれない。 まったく面白く感じることができなかった。 主人公リツ子はフリーのライター。 音響技術者である義兄が飛行機事故で亡くなった。 遺書と思しきメモと、音のメッセージを受け取ったリツ子は、納得できないものを感じ、音源を探し始めるのだが……。 まず、親同士の再婚で義理の妹になったリツ子を「うさぎ」って呼ぶ違和感。 その後出てくる、恋人のことも「うさぎ」。 なんかちょっと気持ち悪い。 リツ子が音源の謎を探るため日本各地を旅するのだが、いくら音響技術者だからと言って、こんなわかりにくいメッセージを残す意味が分からん。 メッセージって伝えてなんぼじゃないの? で、行く先々でリツ子が小さな謎を解いていくのだけれど、これまたどうでもいい。 例えば、のどに刺さった小骨が取れた後も、もやもやとスッキリしない感じ。 小さな謎をいくつ解いてももやもやは解消しないし、全体を通した大きな謎も意味不明。 人間の可聴域を超えた音を聞くことができる人物が3人。 特に必要だったかなあ、この設定。 全体的に消化不良でした。
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北森さんを初めて知ったのはおそらく20年程前で。 久しぶりに北森さん作品を読みたくなり、手に取りました。 ------------------------- 義兄が遺した不思議な”音のメッセージ”。 音源を巡る「うさぎ」が、 旅路の果てに見たものは…… 旅情豊かに描いた連作長編ミステリ 鮎川賞作家最後の贈りもの ------------------------- 飛行機墜落事故で命を落とした義兄。 兄が最期に残した、うさぎ宛てのメッセージ。 生前「うさぎ」と呼ばれていた妹が、 兄のPCに残されていた音源を頼りに、 生前の足跡を辿るお話です。 連続の短編となっており、 最期にひとつの結末に向かいます。 色々な感想があると思いますが、 「音」だけで複数の仕掛けを作れることに驚き、 謎が少しずつ明らかになっていくなかで、 しんしんと降るような静けさと不安を覚えました。 音が物語の軸にあるのに、 「本当の音」が聞こえないような不安です。 兄の思考と妹の気持ちに対して、 表記されている文字だけだと、 行動と感情が繋がらず、 置いてけぼり、共感できないとなりそうですが、 裏側でこんな気持ちや行動があったのか、 だからお母さんの言動があったのかと思うと、 ぞわっとしました。苦笑 久しぶりに北森さんに再会して嬉しい気持ちと、 もう新作は読めないんだなというさみしい気持ちです。 本屋さんで北森さんの作品を見つけられず、 ネットで購入しました。ネット感謝です。 実家に置いたままになっているシリーズ、 再購入しようかなあと思います。
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北森さんらしく、芯となる謎を解いて行きながらその行きすがらで色々なミステリーが絡められているお話し。 とても幻想的で哲学的で物悲しい感じがしました。 ご本人はこの作品が最後になるとはまさか思わなかったでしょうに、それを感じさせる寂しい感じがしました。 実はあとがきを読むまでこの作品が北森さんの最後の作品とは知らずに読みました。 北森さんの作品、とても好きだったのに残念です。 個人的には北森作品の中では香奈里屋シリーズが一番好きかな。 (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了日に記録。)
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