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少女庭国 ハヤカワSFシリーズJコレクション
定価 ¥1,430
660円 定価より770円(53%)おトク
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2014/03/08 |
JAN | 9784152094452 |
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少女庭国
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少女庭国
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商品レビュー
3.1
21件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
決められた設定はシンプルで殺し合いを見せられるのかと思えば文明を発展させ一国を築き上げてしまう流れが面白かった。 人類の発展の歴史をなぞる様に少女帝国が築き上げられて、そこは腑に落ちる様なリアリティがあった。 そもそも設定自体にリアリティはないけれどね。
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面白い作品であるとは思うけど、第二部は実験結果の羅列の様な状態に物語がいくつも挟まる形になっており、ただでさえ読みにくく感じるのに、同訓異字や日常的には言わない表し方がいくつもあり、読み仮名が振ってあるわけでもなく、不親切感がひどく、面白いと感じる以前に読みにくいと感じてしまう。
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たとえば学研の科学とかで送られてくる、蟻の観察セット(真っ白い砂とそれを入れる容器があって、そこに蟻を入れて巣を作る様子を観察する)だとかを思い出す。ああいうのを見ている時、そう思っても思ってなくても我々は蟻たちにとって神なのであり、また神というのは言葉に代表される対象との共通...
たとえば学研の科学とかで送られてくる、蟻の観察セット(真っ白い砂とそれを入れる容器があって、そこに蟻を入れて巣を作る様子を観察する)だとかを思い出す。ああいうのを見ている時、そう思っても思ってなくても我々は蟻たちにとって神なのであり、また神というのは言葉に代表される対象との共通コードみたいなものでその対象にはたらきかけることはない。だから私たちは天災や異常気象を神の怒りとするし、それが"怒り"と擬人化されていたり、怒りだとして因果関係を伴っているとみなしているのは人間だけで、結局我々はそのように考えることで自分たちの不安を軽減させているにすぎない。 「少女庭国」および「少女庭国補遺」(こっちの方が圧倒的だが)の世界に神がいるかいないかはともかく、分断されたり持続したりする立女の八十期卒業生たちにとっての完全なる客観というのは存在する。そして"客観"そのものと"客観視している"ものは別個に存在していて、だからそういうものを神とするかは考え方によるが、外部というニュアンスでそれらを神とすれば、神は二人いる。書き手と読み手である。 個人的には「少女庭国」のラストまでのところが一番好きだったが、ラストで言うならば「少女庭国補遺」の方が好き。
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