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13歳のシーズン 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2014/03/12 |
JAN | 9784334767051 |
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13歳のシーズン
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
13歳の4人が主人公。13歳は大人でも子どもでもない絶妙な時期。一言で「子どもなんだから」と片付けられない、些細な言動で感情が揺れ動く様を見事に描写している。 読書復帰作として読みました。文体も読みやすく、すっと心に落ちていく。心地良い作品でした。あさのあつこさんの他の作品も読...
13歳の4人が主人公。13歳は大人でも子どもでもない絶妙な時期。一言で「子どもなんだから」と片付けられない、些細な言動で感情が揺れ動く様を見事に描写している。 読書復帰作として読みました。文体も読みやすく、すっと心に落ちていく。心地良い作品でした。あさのあつこさんの他の作品も読んでみたい。
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13歳(中学1年生)という心が移り変わる微妙な季節を、4人の主人公の視点から描く連作短編集。一つ一つの章立てが10〜20ページくらいなので、テンポぽよく読み進めていける。 小学生のような子どもっぽさは去り、かといって高校生のように大人びているわけでもない、だけど大きく自我が芽...
13歳(中学1年生)という心が移り変わる微妙な季節を、4人の主人公の視点から描く連作短編集。一つ一つの章立てが10〜20ページくらいなので、テンポぽよく読み進めていける。 小学生のような子どもっぽさは去り、かといって高校生のように大人びているわけでもない、だけど大きく自我が芽生える時期。ちょっとしたことで傷ついたり、元気になったり、言いたいことが言えたり言えなかったり。いろいろなことに悩みつつも前を向いていこうとする姿に元気をもらえる作品。 悩める中高生にも、そんな子どもを抱えている親にも読んでもらいたい作品。
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この本の主人公は中学一年生の4人だ。 おとなしめで、家庭に少しの寂しさを感じている茉里。 誰かと群れることはしない、恋愛とかまだよくわからないクール系の深雪。 陸上部で、友達が多くお調子者の真吾。 父親を心配する、中学受験失敗した過去を持つ千博。 中学生になると、小学校にいたと...
この本の主人公は中学一年生の4人だ。 おとなしめで、家庭に少しの寂しさを感じている茉里。 誰かと群れることはしない、恋愛とかまだよくわからないクール系の深雪。 陸上部で、友達が多くお調子者の真吾。 父親を心配する、中学受験失敗した過去を持つ千博。 中学生になると、小学校にいたときと全然違ってしまう。これは多くの大人が経験したことだと思う。 放課後公園で一緒に遊んだりしてた異性の同級生と、途端に距離ができてしまう。あだ名で呼び合っていたのに、苗字にさん付けで呼んだりする。 ちょっとしたことで傷ついたり、深く悩んだりする。 自意識過剰な時なのだ。 この本では、四人は「住む街の年表をつくる」という学校の課題を一緒に取り組むことで仲良くなる。 何か一生懸命に取り組んで友情が育まれる中学時代。憧れる、理想的な青春が書かれてる。 きっと、彼ら四人はクラスメイトからしても「あいつらすごいな」って思われてたに違いない。 多くの中学生は、13歳で「なにかを成し遂げる」ことはできない。だから、これを読んだ中学生達は、制作物というささやかなことであっても、一つのことを作り上げたこの四人に憧れるだろうし、こういう子が近くにいたら友達になりたい!って思うんだろうな。 この本は、進研ゼミ中学講座で連載されたものをまとめたもののようだ(一部書き下ろし)。どうりで、各話終わるたびに次の話が1ヶ月後になっていたわけだ。 物語の中にそんなに大きなドラマはない、中学生の日常だ。 でも、中学一年生の一年間が終わる頃には、男子は背も伸び、女子はより女性らしくなる。大人に近づいているのだ。中学生の一年は、大人にとっての数年に匹敵するんだろうな。それくらい、心と体の成長が著しい。 そして大人になったら絶対にしないこと、できないことが、この本には溢れてる。 それは良いことばかりではなくて、嫉妬から制作物を壊してしまうことだったり、悪ふざけで女子に告白するゲーム、もある。 良くないことだけど、そういう失敗や後悔を含めての青春なのかな…と思ったりもした。 そんで、子を持つ親、大人の立場から思ったこと。 子によるだろうけど、中学生ってまだ親を必要としてくれてるんだなって思った。 それが困った時だけだったり、家族関係に不安があるときだけなのかもしれないけど。 私自身もそうだった、のだろうな。 生活面では親に頼りっぱなしだったし、どうしようもない時は親に話を聞いてもらって助けてもらっていたな。 親の出番があるうちは、しっかり親をしていたいと改めて思った。
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