江戸から見た原発事故 あの時こうしていたら…の近代日本史

塩見鮮一郎【著】

• 販売会社／発売会社: 現代書館
• 発売年月日: 2014/01/27
• JAN: 9784768457245

商品レビュー

2014/10/29

つい最近、塩見さんの「貧民の帝都」を読んだばかり。
今回も、きちんとご自分の立ち位置を示されて
現在の様子を穿っていく、なんどもページを閉じて、そうなんだよなぁ　と　考えてしまった。
　今の日本の都市部の繁栄は地方の疲弊と合わせ鏡になっている　という指摘。
１９４５年の破滅状況の構造とと２０１１年の破滅状況の構造はなんと似ているのだろうという指摘。

　東京のなんとかツリー、大阪のなんとかハルカス、が完成したとのこと。その同じ時期にも私の近所の昔ながらのお店が二軒も消えて、更地になっている。商店街が消えて、若者が消えて、町の活気も消えていく。

私たちは　いったいどこへ行こうとしているのだろう。
私たちは　これからの人に　何が残せるのだろう。