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秘惑のまなざし 竹書房ラブロマン文庫
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秘惑のまなざし 竹書房ラブロマン文庫

絹田青児(著者)

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秘惑のまなざし 竹書房ラブロマン文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2013/09/04
JAN 9784812496534

秘惑のまなざし

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2013/09/17

展開がファンタジーな官能ファンタジー

ヒミツのアイテムでヒロイン達がメロメロ……というのは時に安直な展開に陥りがち。本作でもギリギリの部分は正直ある。しかし、ここにはさほどイケメンでもない男の願望のようなものが込められていると見るべき部分もあり、他力本願ながら美人三姉妹とのめくるめく情交を経て、遂には男としての自信を...

ヒミツのアイテムでヒロイン達がメロメロ……というのは時に安直な展開に陥りがち。本作でもギリギリの部分は正直ある。しかし、ここにはさほどイケメンでもない男の願望のようなものが込められていると見るべき部分もあり、他力本願ながら美人三姉妹とのめくるめく情交を経て、遂には男としての自信をも得ていく主人公の物語とも受け取れる作品である。 一度就職してから大学生となった主人公(25歳)という設定に大きな意味は見出せないが、年齢的には下宿先の三姉妹(35歳・31歳・28歳)とのバランスは現実的となっている。清楚な長女と奔放な次女はそれぞれ人妻であり、三女は独身でクールなキャリアウーマンという布陣も悪くない。 ふとした覗きから話は始まり、これに怒った三姉妹が一度は主人公を追い出そうとするのが展開の本線なのだが、本作の鍵を握るヒミツのアイテムと、これに付加されたヒロイン達の様々な「属性」が形勢逆転の契機となっているのは、アイテム頼み一辺倒に陥らない展開の妙であり配慮とも言える。まぁ、それでもアイテムのパワーでたちどころに虜となってしまうのだから、このテのストーリーはやはりチャレンジングなんだなーと思えてしまうのも否めないところではあるが……。 各ヒロインのエピソードとしてもきっかけは同じなので、本作は長女から順に堕としていく過程を楽しむ必要があると言えよう。官能要素は良好であり、とりわけ全9章のうち前半4章を割いて描かれる長女は、展開の説明を兼ねていることもあってなかなかイイ感じ。堕ちた後の爛れた関係もしっかり用意されており、専業主婦らしい昼下がりの情事としてキッチンでの裸エプロンを盛り込むところはベタながら興奮度はやはり高い。ただ、いくら奔放とはいえ次女は少しヤリ過ぎにも思えた。こういう3PはAVで観るに留めておきたい。 そして、この物語の結末は意外な形で訪れる。男を上げた主人公を示すためではあり、官能的にも良いのだが、見方によってはメインヒロインとされる三姉妹がお膳立ての役割でしかない印象にもなってしまい、読み心地としてはやや複雑でもある。

DSK

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