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言葉の外へ 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/12/06 |
JAN | 9784309411897 |
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言葉の外へ
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商品レビュー
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あくまでぼくの私見になるが、保坂和志という人は批評家であり優れた読者でもある。でも、それ以上に彼は小説家として武術を極めるように日々、小説と取り組んでいるのだなとこの本から思う。彼の語る小説論はどこか神秘的というか、「小説を書かない人」には「ナンノコッチャ」ともなりうる密教的な響...
あくまでぼくの私見になるが、保坂和志という人は批評家であり優れた読者でもある。でも、それ以上に彼は小説家として武術を極めるように日々、小説と取り組んでいるのだなとこの本から思う。彼の語る小説論はどこか神秘的というか、「小説を書かない人」には「ナンノコッチャ」ともなりうる密教的な響きがある。別の言い方をすれば、保坂の書くものに浮かされて小説論を「頭で」語ることは危険だ。彼にならって「ゆるゆると」でもあれ書くことで、筆がはらむ運動に身を任せる営為が必要となるだろう。そして、肉付けされるかたちで哲学が活き始める
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【読もうと思った理由】 ブックガイドにこの本が載っていて、「読書とは第一に"読んでいる精神の駆動そのもの"のことであって情報の蓄積や検索ではない。」という一文が引用されているのを読み、この一文に魅了されたため。 【読んで思ったこと、自分が認識したこと】 自分...
【読もうと思った理由】 ブックガイドにこの本が載っていて、「読書とは第一に"読んでいる精神の駆動そのもの"のことであって情報の蓄積や検索ではない。」という一文が引用されているのを読み、この一文に魅了されたため。 【読んで思ったこと、自分が認識したこと】 自分的にはするすると読める本ではなかった。合っているのかは別として、なんとなく著者が言っていることのイメージをエッセイによっては、つかめたような気がする、、、と自分では一方的に思っている。笑 短編のエッセイがいくつも収録されているので、理解が出来なかったとしてもすぐに何度も読めるため、心が折れずに読めた。 精神の駆動が起きていたと思いたい。笑
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下記を読んで、積読しているカフカ『城』が読みたくなりました。 カフカは書いている自分と一緒になって書くように読むこと、書くように読むことはなんとスリリングで楽しいことか!ということはまずは知らせてくれる。 カフカは自作を「作品」とか「小説」でなく「ドキュメント」と、たしか呼び...
下記を読んで、積読しているカフカ『城』が読みたくなりました。 カフカは書いている自分と一緒になって書くように読むこと、書くように読むことはなんとスリリングで楽しいことか!ということはまずは知らせてくれる。 カフカは自作を「作品」とか「小説」でなく「ドキュメント」と、たしか呼び、書くことは「書く」でなく「引っ掻く」、引っ掻き傷の引っ掻く、スクラッチといった。 つまりカフカは書いたというより、言葉を鳴らしたり、言葉で鼓動したりした。書いたものは、形跡とか痕跡だった。ダンサーの動きの残像にちかい。
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