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お父さん、フランス外人部隊に入隊します。 廣済堂文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 廣済堂出版 |
発売年月日 | 2012/11/22 |
JAN | 9784331654996 |
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お父さん、フランス外人部隊に入隊します。
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商品レビュー
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9件のお客様レビュー
子供の頃から勉強のできた国立愛媛大学4年の青年が、卒業目前で失踪。 心配する両親の元に、パリから手紙が来る。 息子からのその手紙には、フランス外人部隊に入る、任期は5年、日本にいるうちは言えなかった、と書かれていた。 以後、厳しい訓練を受けながら、あるいは、訓練を終えて他国に派遣...
子供の頃から勉強のできた国立愛媛大学4年の青年が、卒業目前で失踪。 心配する両親の元に、パリから手紙が来る。 息子からのその手紙には、フランス外人部隊に入る、任期は5年、日本にいるうちは言えなかった、と書かれていた。 以後、厳しい訓練を受けながら、あるいは、訓練を終えて他国に派遣された先で、やりとりした親子の手紙を中心にノンフィクションライターが書き上げた本が、この本。 あまりいい出来の本だとは思いません。 外人部隊の訓練の実態では、多少、興味深いところもありましたが、この本の中心テーマである、父と息子との関係については、とくに心動かされるところはありませんでした。 でも、一応、バブルも経験してきた私としては、今の若者に対して感じ入るところは少なからずありました。 青年は、父に対する手紙の中で、外人部隊の任期を終えても普通に会社で働く気はなく、日本に帰るどうかも分からないと書いている。 理由は、今の日本はあまり魅力的でないから。歌も、政治も、みんな流行ばかりを追って、右に行ったり左に行ったり。小手先でごまかしている・・・と。 彼は1994年~20年間続く就職氷河期の渦中に放り出された「ロストジェネレーション」。日本に魅力を感じないのは、分かる気がする。 そして、彼が外人部隊のことを初めて知ったのは、1991年1月に始まった湾岸戦争の報道でのこと。この戦争開始とともに日本のバブルは完全に崩壊し(株価はその1年前にピークアウト)、彼をロスジェネへと導く。 もちろん、主張の中には身勝手で青臭い面もありますが、あの悪夢のようなバブルと崩壊、その後の20数年をそれなりに楽しみ、生きてきた世代として、彼らのような若者になぜだか少し申し訳ない気がするのです。 できれば私の生きているうちに、再び日本に活気が戻くることを祈るしかない。そう考える情けない自分自身も見えた気がした。
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親子はですら、わかりあえない。それは、やはり血を分けた家族であっても他人だからなのだ。では、私たちは家族に対して他人のように接するべきなのか? いや、そうではない。わからなくとも、信じれば良いのだ。挑戦の連続を、受け止めることが教育なのだ。
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フランス外人部隊に入った息子と厳格な父親の手紙のやりとり。思春期に経験した様々な心の葛藤や苛立ち。その苛立ちを自分や家族、そして周りの人々に対して、投げやりな行動としてぶつけていた事などが苦い記憶として蘇る。 こんな人生もあるのかな。
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