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瓦礫の下から唄が聴こえる 山小屋便り
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2012/11/13 |
JAN | 9784622077343 |
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瓦礫の下から唄が聴こえる
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
城田純二さんがライブで紹介されていたので読みました。詩人佐々木幹郎が、津軽三味線二代目高橋竹山とともに東日本大震災後の東北を廻った記録などが収められた詩文集。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
副題に「山小屋便り」とあるように、「月刊みすず」に連載されている著者のシリーズ・エッセイ集の第3弾にあたる。 ただ、今回は2011年3月の東日本大震災に係わる特別編集ということで、「月刊みすず」連載以外に他のメディアに発表されたものも多く含まれている。特に著者が友人である津軽三味線奏者・二代目高橋竹山さんと共に、東北の被災地を訪れ人々の声を記録する取り組みに焦点が当てられている。 いつもの山小屋メンバーの動静が描かれているところなどは、同窓会的雰囲気を感じる。しかしながら、あの大震災と福島原発事故後の状況では、自ずと平常時とは異なり、山小屋に集う人々にも幾分かの影が射すようだ。 現代に深く係わる詩人としての使命感と感性で、旧知の竹山さんと門付けスタイルで被災地を訪れる著者。 古来からの日本の伝統的な門付け芸スタイルを踏襲しながら、慰問がてらに三味線と民謡を聞かせ、人々の心の奥に潜んでいる声を拾う旅は、癒しでもあり祈りでもある。 タイトルに込められた深い思いが、読んだ後の感動を惹き起すことだろう。
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