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眼と風の記憶 写真をめぐるエセー
定価 ¥2,200
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2012/10/20 |
JAN | 9784000249522 |
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眼と風の記憶
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商品レビュー
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縁有って何度かお話をさせていただいた事のある方です。 語り口そのままの文章でした。 個展も何度か足を運ばせて頂きました。 静かなモノクロームの画面の中に、 赫々とした情熱を感じさせる個性的な作品群。 それを言葉に、文字に起こすとこうなるのだなと 思わせるエッセイです。 鬼海さん...
縁有って何度かお話をさせていただいた事のある方です。 語り口そのままの文章でした。 個展も何度か足を運ばせて頂きました。 静かなモノクロームの画面の中に、 赫々とした情熱を感じさせる個性的な作品群。 それを言葉に、文字に起こすとこうなるのだなと 思わせるエッセイです。 鬼海さんの写真を「舐め尽す」程味わいたい方には 持って来いの一冊です(笑) 故郷の寒河江の描写が多いのですが、 写真はインドやトルコの日常風景が殆どです。 これがなぜか相性がよろしいという不思議。 言葉遣いも非常に気を遣って書かれている気がします。 いつも手元に置いておきたい一冊です。
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写真家である著者の故郷の地元紙、山形新聞に掲載されたエッセイなので、そのふるさとの記述が多いせいもあるのだろうが、湿った土の匂いがぷんと漂ってくるような、ある種の懐かしさを呼び起こすような情景描写に溢れている。 山形での出来事をつづったものに、著者がよく訪れるというインドやトル...
写真家である著者の故郷の地元紙、山形新聞に掲載されたエッセイなので、そのふるさとの記述が多いせいもあるのだろうが、湿った土の匂いがぷんと漂ってくるような、ある種の懐かしさを呼び起こすような情景描写に溢れている。 山形での出来事をつづったものに、著者がよく訪れるというインドやトルコの庶民を映した写真が添えられているのだが不思議と違和感がない。 それは著者が言うところの、質素を常とし自然の恵みの中でつつましく暮らす人々への著者の郷愁のせいなのだろう。 しんと静かな気持ちになるエッセイであった。
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ちょっと 紹介すると ー夏の夕立のあと、ぽってりとした収穫前の里芋の葉に雨粒が空の光をうつして丸まっていた。 これだけでも うーん なのに ー揺らすと玉が周りの風景をあつめて光り、転げ回った。 なぞと 続いてしまう そこかしこに こんな 素敵な言葉が出てきてしまうのです
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