絶望は私を鍛え、希望は私を動かす 朴槿恵自叙伝

朴槿恵【著】, 横川まみ【訳】

• 販売会社／発売会社: 晩聲社
• 発売年月日: 2012/03/02
• JAN: 9784891883522

商品レビュー

2018/10/12

母を奪われ、父朴正煕大統領も側近に射殺された。悲憤で心を研ぐように強くなった韓国初の女性大統領。
本書から「政治人として守るべき価値のうち、最も大切なことは国民との約束を守ること。それを一瞬でも忘れたら、すべての人から信頼を失ってしまう。信頼できる社会、先進国と認められるのにもっとも基本となることは、どれほど責任を持っる約束をし、それを守るためにどんな努力をしたかということだ。目先の小さな利益は例外なく大きな利益を失い、小手先の小さな知恵は大きな知恵を遮ってしまう。ひとところだけ見ないで、全体を見るすべを知っている知恵だけが私たちが追求するところえ導いてくれる。韓国社会では、口さえ開けば、『民主だ』、『改革だ』、『革新だ』と言いながら、小さな約束一つ守れないのは、基本の哲学がないのと同じで、自転車にも乗れないのオートバイに乗ると言って騒いでいるようなものだ。私たちに錯覚は許されても、他人が守ろうとする善意の約束まで歪曲することはできない」。
竹島問題にしても、「その問題は、全然難しくも複雑でもありません。独島は韓国領なのですから、日本がそれを認めればよいのです」言い切る。本腰入れて日韓関係を進めればよい方向に向くかも知れないが、中途半端な対応していると取り返しのつかないことになる。