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防災コミュニティの基層 東北6都市の町内会分析
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 御茶の水書房 |
発売年月日 | 2011/03/01 |
JAN | 9784275009265 |
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1件のお客様レビュー
職場の図書館の新刊だなでみつけて借りてきた。 都市社会学の観点から、防災コニュニティ、といっても主に東北の町内会を分析している。 内容はさることながら、町内会の分析をだらだら書いた上で、結局表になっていて、それをみれば済むような論文が多く、ちょっと、読みにくい。 そ...
職場の図書館の新刊だなでみつけて借りてきた。 都市社会学の観点から、防災コニュニティ、といっても主に東北の町内会を分析している。 内容はさることながら、町内会の分析をだらだら書いた上で、結局表になっていて、それをみれば済むような論文が多く、ちょっと、読みにくい。 それ以上に都市社会学の視点がよくわからない。 (1)なんでそこまで町内会にこだわるのか。 現実には、マンションは町内会に入らない場合が多いし、町内会は町内の長老の集まりで、若い人は参加できない、参加しても主導権をとれない。そういうことから、まちづくり協議会とかうまれてきていて、都市計画の世界ではそれを大事にしているのに、都市社会学はまだ町内会一辺倒なのかと疑問に思う。 (2)町内会は、一種の行政の下部伝達機関として発展してきた歴史があるが、現在は、社会協議会とか民生委員、防犯委員、あるいはPTAなど様々な行政との関係機関がある。その中で、町内会にこだわる理由はないのではないか。 (3)東日本大震災の復興時には、多くのボランティアが参加したが、さらに、復興時になると、ボランティアの一貫として、大学の先生、プランナー、商業コンサルタント、など様々な専門領域の人が活動している。やや混乱状態で、それを忌避する市町村もでてきているが、このような地元に自主的に入り込む専門家と地元の若手・やる気のある経営者が結びついて、復興のさきがけができると思う。 このような勢いのある動きと、町内会というのはあまりに乖離がある。 防災コニュニティ=町内会という発想は、社会学が町内会分析からはじまったという歴史的事実は理解できるが、そろそろ、他分野の研究成果も横目にみて、対象組織を拡大していったらどうか。 そうすれば、都市計画とか建築の世界との連携やタイアップができると思う。
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