大和燃ゆ(下)

八木荘司【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2011/03/28
• JAN: 9784048741798

商品レビュー

2013/03/10

俗にいう白村江の戦いですね。
なんとなく聞き覚えがありますが、今まで、ほとんど内容は知りませんでした。
ですから、逆に新鮮な感じもありましたし、読んでみると朝鮮三国（高句麗、新羅、百済）の興亡の背景というのも興味深かった。
日本の歴史小説というと、戦国時代や明治維新などが、メインなところがあるが、もっとこういう時代を描いた小説に光があたって欲しい、と感じ。

歴史小説ファンには、ぜひおすすめの一冊です。

2011/04/30

物語の始まりに、戻っていくかのように―。

確か、物語は中大兄皇子と中臣鎌足から始まった。
最後もその2人で締めくくられた。
しかし、同じではなく、白村江の戦いを経ているのである。

上巻に引き続き、章ごとに中心人物が変わる描き方。
ここで終わるの？と思ってしまった。
この後、この兄弟と額田王はどうなるの？
額田って天智の後宮の1人になったんじゃないのか？と気になります。
3部作の最終巻のはずなんですが、続編があったりするのか？