他者の苦しみへの責任 ソーシャル・サファリングを知る

A.クラインマン(著者), J.クラインマン(著者), V.ダス(著者), P.ファーマー(著者), M.ロック(著者), E.V.ダニエル(著者), T.アサド(著者), 坂川雅子(訳者), 池澤夏樹

• 販売会社／発売会社: みすず書房
• 発売年月日: 2011/03/24
• JAN: 9784622075929

商品レビュー

2022/12/07

個人の事にフォーカスせず苦しみを社会的に切り込んでいく論文の集まり。

社会によって苦しめられている人達がいる。そのしゃかきにあなたはいるから責任がある。赤の他人であっても。というのが本書のテーマ。

論文の集まりなので頭に入ってきやすいものと難しいものに分かれた。

2016/05/08

他者の苦しみを本当に理解することは可能なのか、というテーマのもと、構造的貧困、構造的暴力、構造的苦しみについての６つの論文が収録された本。ひとえに貧困といっても、そこには経済的・文化的・人種的・階級的・宗教的…さまざまな問題があって……読んでて眉間のシワが深くなってくる。2011出版で古い上、あんまり書店に置いてなさそうな本ですが考えさせられる本。悲観的にならなくてもいいけど、なんだろ、物事に対する自分のスタンスとか考え方を再考させられる…みたいな…。

2013/10/01

久しぶりにイッキ読みしました。
とても面白かったです。
図書館で借りていたので、さっそく購入し蔵書の一部とします