1,800円以上の注文で送料無料

東京の街に出て来ました
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

東京の街に出て来ました

垣内ひろし【著】

追加する に追加する

東京の街に出て来ました

定価 ¥1,257

110 定価より1,147円(91%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/03/22
JAN 9784334976439

東京の街に出て来ました

¥110

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/10/21

東京にいる友達に会いに行くとき、 いつも少しソワソワする。 そのソワソワは、その友達に対するものではなく、 「東京」に対する、ソワソワだ。 隣接県に住んでいるというのに、 今のぼくは、東京が日常ではない。 日常だったときもあって、 たぶん、そのときの皮膚感覚が、 でもある...

東京にいる友達に会いに行くとき、 いつも少しソワソワする。 そのソワソワは、その友達に対するものではなく、 「東京」に対する、ソワソワだ。 隣接県に住んでいるというのに、 今のぼくは、東京が日常ではない。 日常だったときもあって、 たぶん、そのときの皮膚感覚が、 でもあると思う。 まだ心を刺激するから、 垣内ひろしさんの「東京の街に出て来ました」は、 もともとブログで発表されたもの。 そのブログを最初に見たときから、 すっとハマってしまった。 冒頭の通り、隣接県生まれのぼくには、 「上京」という感覚は気薄なのだけど、 気薄なゆえに、憧れているところもある。 似たようなところでいうと、 方言がないから、方言を喋ることに憧れがあるのも、 同じかもしれない。 そう、ちょうど東京で働いていたときは、 「上京」してきた人とよく遊んだりしていたのだ。 その人は今はもう、東京にいなくて、 東京で会うことはないのだけど、 今でも、東京に行くと、その感覚が甦ってくる。 そして「東京の街に出て来ました」の雰囲気が、 そのときの感覚にすごく似ている。 垣内さんの「東京」を通じて、 ぼくは「上京」や「一人暮らし」ではなく、 それを思い出すのだ。 東京は大きなおもちゃ箱。 楽しいことも、せつないことも、 素敵なことも、間違ったことも、 ぜんぶしまった、おもちゃ箱。 だから、今でも、ソワソワするんだな。 そんな気持ちになるのです。

Posted by ブクログ