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遠い足の話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/10/29 |
JAN | 9784104363025 |
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遠い足の話
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
生活団って初めて知ったが、私だったらすぐ音を上げたろうな、私の母も。 いしいさんは祈る心を持っている人のようだ。特定の宗教とは関係なく。 私はいしいさんご夫婦と反対で、間違ったドアを開けて、それに気づかないタイプ。正しいドアを無意識に開けられるいしいさんは素敵だ。 ニューヨークの...
生活団って初めて知ったが、私だったらすぐ音を上げたろうな、私の母も。 いしいさんは祈る心を持っている人のようだ。特定の宗教とは関係なく。 私はいしいさんご夫婦と反対で、間違ったドアを開けて、それに気づかないタイプ。正しいドアを無意識に開けられるいしいさんは素敵だ。 ニューヨークの章が特に気に入った。ピート・ハミル、今まであまり興味なかったけど、読みたくなった。勿論『煙滅』のペレックの『エリス島物語』も。 私はあまり日本の西や南の地方には縁がないので、長崎や熊本、京都などの話は新鮮。
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作家いしいしんじが、「場所」について語る。直島、高野山、大阪、天草、東京、ニューヨーク、熊野、そして京都。住んでいた町、住んでいる町、住むかもしれない町。 僕にとって、いしいしんじは「けったい」な人です。最大限の誉め言葉としての「けったい」です。東京に住んでいた頃の破天荒な行ない...
作家いしいしんじが、「場所」について語る。直島、高野山、大阪、天草、東京、ニューヨーク、熊野、そして京都。住んでいた町、住んでいる町、住むかもしれない町。 僕にとって、いしいしんじは「けったい」な人です。最大限の誉め言葉としての「けったい」です。東京に住んでいた頃の破天荒な行ないから受ける表面的な部分のみならず、見るもの聞くもの全てのものが、いしいしんじを通してけったいなものへとなるのです。訪れた町で偶然が重なり、縁を介して必然となる。そのためには縁を捕らえるアンテナが必要となり、いしいしんじのアンテナは常任に捕らえられない周波数のものまで受け取ってしまうのでしょう。 一文が実に濃厚で、咀嚼して飲み込むのに時間が掛かります。しかし一度体内に取り込んでしまうと、じわりと浸透していきます。このじわりが心地好いんですね。読み終えた今も、体内をじゅわじゅわとうごめいています。
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いしいさんの本は2冊目。 以前読んだ『熊にみえて熊じゃない』とダブるところもあり。 「やはり」と「予め」の間のチカチカする明滅。導かれていく醍醐味。 子供時代の生活団の話は興味深かった。 ドイツのシュタイナー学校を思いだす。 愛情をもって関わり過ぎずに見守る大人に囲まれた子供時代...
いしいさんの本は2冊目。 以前読んだ『熊にみえて熊じゃない』とダブるところもあり。 「やはり」と「予め」の間のチカチカする明滅。導かれていく醍醐味。 子供時代の生活団の話は興味深かった。 ドイツのシュタイナー学校を思いだす。 愛情をもって関わり過ぎずに見守る大人に囲まれた子供時代を送れた人は幸せだな。 最後の「住んでいた町」は一段と内容が濃く、 着ぐるみやらアパートの中のバーやら 本当にそんな生活してたのかとにわかに信じがたいが、 その中で多くの友人や近所の人たちとしっかりと付き合い、 繋がりが大きくなっていくのを見ると驚くしうらやましいなとも思う。 リアルな生活がこれだけ濃くて面白いのを読むと、 フィクションである小説を読まなくてもいいんじゃないかと思ってしまう。 彼の文章はゆるさときちんとした感じの分量がとてもちょうどいい。
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