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武道的思考 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/10/15 |
JAN | 9784480015075 |
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商品レビュー
4.1
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず驚いたのは、著者の内田樹氏は合気道6段だということ。 ずっと社会学系の教授だと思っていたのでかなりびっくりしました。 著者の考える武道の目的は、「生き延びること」だといいます。 それは単に戦場でだけという話ではなく、生活全般の話としてとらえられております。 例えば、江戸時代の武士は、余計なリスクを負わないために用事のないところへは出かけなかったそうです。 また、歴戦の戦士であった東郷平八郎は、「わずかな兆候から次に起こりそうなことを予見する能力」に秀でていたそうで、目の前の道に荷馬がいるのを見て道の反対側によけて通ったといいます。 それを見とがめた同僚が、「武人が馬を恐れて道を避けるとは何事か」というと、東郷は、 「万が一馬が暴れてけがをして、本業に障りがあれば、それこそ武人として目も当てられない」 といったそうです。 このように本書では、著者の武道に対する考えや、他の専門家との対談での気づき、その他社会学的な考察など、いろいろな話が1コラム3-4ページ程度でまとめられています。 著者の「避けられる争いは避ける」というスタンスはしなやかで興味深いと感じました。 本書の中では、白黒つけなくてもよいものを無理に決めつけることの危険性について何度か言及されているように思えました。 例えば、死んでいるけどまだ死に切っていない生死における第3の状態としての葬儀の重要性であったり、グローバル化した世界においてもう未知の領域は存在しないとする考え方に対する警鐘だったり、相手に妥協しないアメリカの外交戦略であったり・・。 あんまり正論が過ぎると生き延びる確率が下がるから気を付けようというのが著者のメッセージだと自分は感じました。
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思わず「なるほど!」という内容が多い。この方の「武道とは?」に対する答えは読んで長年の胸のつかえがとれた気がした。ただし、惜しむらくは文章があまり私の好みじゃないので正直読むのがちょっぴりしんどかった。
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日本人の口にされない国是は「アメリカと戦って、次は勝つこと」 至言だ笑 おれもそう思う笑 てか俺もそう思ってたわ。
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