亡国のインテリジェンス 「武器なき戦争」と日本の未来

仮野忠男【著】

• 販売会社／発売会社: 日本文芸社
• 発売年月日: 2010/06/30
• JAN: 9784537257625

商品レビュー

2017/05/07

国内のインテリジェンスの論客19名のインタビュー形式の書。
それぞれの分野に精通している専門家達の主張が概観できるので、インテリジェンスを広くカバーすることができます。

2013/12/10

ようやくわかってきた。特定秘密保護法案の意味。色々言われていますが、政治家の悪事の隠れ蓑ではなくてちゃんと国家安全保障のために運用されれるのであれば大事なことね。監査機関の公平性次第ですね。さきにそっち整備して膿出しじゃないか？とも思うけどそういうわけにはいかないのか・・・・・

ともあれ秘密保護法の本来的な役割としては対国外情報戦対策ってことだから、未来的には日本版のイーサン・ハントとかジェームス・ボンドが生まれる可能性があると思うとちょっと胸熱。きっと私達には知りようのないようなきなくさい話たくさんあるんだろうなぁ。韓国では対北朝鮮の情報工作員１．３万人のうち８千人弱が死亡または行方不明（～94年）って怖すぎる・・。

しかしCIAですらその情報源の７，８割が公開情報の分析ってちょっとおどろいた。情報のリテラシーって情報へのアクセス能力ではなくて、情報を分析し、活用するインテリジェンスのこと・・・というのは業界問わず重要な視点ですね。広告業界でもビックデータ云々とか言うけどさ～っていうのは置いといて・・・。

2010/12/30

この本、読みましたがいかに日本が国際社会で「平和ボケ」しているかがわかりました

情報をいかに集め、分析し、政策に反映させるか、その情報をいかに守るか・・・・

人工衛星や通信傍受だけではなく、ヒューマニスト（人間関係）などを駆使し、細部にわたり状況分析し、

あらゆる政策に反映させているのが、今や世界の常識

実際に米ロでスパイ行為が今も続いているのです

日本は独自の情報収集・分析・政策反映に対する組織がない状況・・・

情報戦を制する者がこれからの世界の覇者となるようだ・・・

日本の情報管理の甘さを痛感させられた一冊