大量破壊兵器、カラシニコフを世界からなくす方法 モノから見える世界の現実

ギデオンバロウズ【著】, 小野寺愛【訳】

• 販売会社／発売会社: 合同出版
• 発売年月日: 2010/01/30
• JAN: 9784772604390

商品レビュー

2011/09/14

タイトルがすごいから怖いもの見たさで興味を引かれる。
たいりょうはかいへいきって大量に出回っている兵器のことだったのか！
「ダイヤモンドはほんとうに美しいのか？」にあった刊行予定に記されていたタイトルは「カラシニコフはなぜ世界に広がったのか？」だった。どう考えてもそっちのほうがいい。

どうやらアナン元国連事務総長が「カラシニコフは事実上大量破壊兵器だ（カラシニコフによって殺される人がものすごい数いる）」と言ったところからきているようだが、そんならカギ括弧をつけるべきだろうに。

「わかりやすく」と「単純化」を混同しているような内容もさることながら、文章（訳）が読みにくい。
ぱっと見は平易な文章なのに読みにくい。
頭の中で内容を補いながら読むから、大したことは書いてないのに時間がかかる。
ひどいのだと”エチオピアの墓石が色鮮やかに飾られることは、元兵士や抵抗軍のメンバーの墓石のデザインにはカラシニコフがしばしば取り入れられているといわれています。（ｐ41）”とか。
いみがわからない。

そんで内容自体もあんまり面白くない。
知りたいテーマではあるんだけど、もっと書きようがあるだろうに。
傲慢っつうか、恵まれた人が安全な場所からぴーちく言ってるような印象。