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誰も書けなかった国会議員の話 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2009/12/17 |
JAN | 9784569774794 |
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誰も書けなかった国会議員の話
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誰も書けなかった国会議員の話
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商品レビュー
2.8
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
どんな暴露があるのか目を皿のようにして読んだが、誰も書けなかったというわりには、特に驚くようなこともなく国会のあれこれが冗長にダラダラ綴られているだけで全く期待はずれ。失望感は大きい。
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[ 内容 ] 十九歳のとき、薬害エイズ訴訟の原告として注目を浴びた青年は、いま国会議員として何を目指しているのか。 十五年前に感じた政治不信の根源を絶つべく、永田町に身を置き奔走する日々を率直に書き綴る。 なぜ国は動かないのか。 市民のいのちや暮らしを守るための法律成立を阻むものの正体とは―。 少数派の声に耳を傾け、与党・民主党にも迎合しない姿勢を貫く。 さらに、国会食堂や無料パス、給料のウソ・ホントなど、議員ムラ永田町の内輪話も興味深い。 政治家と有権者の距離がぐっと近くなる好著。 [ 目次 ] 第1章 ビックリ!国会の内側 第2章 議員ムラ永田町 第3章 なぜボクは国会議員になったのか 第4章 無所属議員vs政党議員 第5章 永田町のルール 第6章 ボクの夢はいのちが最優先される社会 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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十九歳のとき、薬害エイズ訴訟の原告として注目を浴びた青年は、いま国会議員として何を目指しているのか。十五年前に感じた政治不信の根源を絶つべく、永田町に身を置き奔走する日々を率直に書き綴る。なぜ国は動かないのか。市民のいのちや暮らしを守るための法律成立を阻むものの正体とは―。少数派...
十九歳のとき、薬害エイズ訴訟の原告として注目を浴びた青年は、いま国会議員として何を目指しているのか。十五年前に感じた政治不信の根源を絶つべく、永田町に身を置き奔走する日々を率直に書き綴る。なぜ国は動かないのか。市民のいのちや暮らしを守るための法律成立を阻むものの正体とは―。少数派の声に耳を傾け、与党・民主党にも迎合しない姿勢を貫く。さらに、国会食堂や無料パス、給料のウソ・ホントなど、議員ムラ永田町の内輪話も興味深い。政治家と有権者の距離がぐっと近くなる好著。 (「BOOK」データベースより) 私は、地方公務員として地方議員に振り回される職員を間近に見ている。公務員の給与減額は簡単に決まるが、議員定数や議員給与の見直しについては問題視されながらもなかなか決まらないことにも不信感を抱いている。そして、勉強不足な議員のなんと多いことか。これで高額な給与を受け取っているとは・・・。そう思っていた。 しかし、著者のように無所属議員として当選し、自分の力でスタッフを雇い、資料を集め、立法府に所属するものとしての責務を全うしようとしている議員にとっては、現在の給与が決して高いものではない、という気がする。 小泉政権下で当選した杉村太蔵は、国会議員としての待遇の良さを無邪気に驚き、マスコミの前ではしゃいだために叩かれた。彼は「自民党」という大きな傘の下にいたわけだから、川田議員と比べることはできない。大きな党に所属していれば、それなりに助けて貰える。その代わりに自分の政治理念と異なる判断を強いられることも少なくないわけだ。どちらを選択するか・・・。 現在、政治活動にかける金額より、選挙にかける金額が多いように思うのは気のせいではないだろう。政治活動より選挙活動に懸命になっている議員ばかりが目につくのは気のせいだろうか。本書の中で指摘されている中継が入った場での質問が質問にならずにカメラの向こうにいるであろう支持者へのアピールのための舞台になっているというのは本末転倒である。議員の本来の責務は何か。国会は立法府である。 本書はとても自然な言葉で書かれている。そのため幼いなと思われる方もいらっしゃるかもしれない。けれど、これが国民の素直な目線で見た国会議員の世界ではないか、と思う。まだ変に染まっていない川田議員の目線は大切だ。 実は質素な国会議員の裏話も興味深い。テレビに頻繁に登場するような花形議員の裏に地道に活動する議員もいる。その一方で勉強らしい勉強もせず、党の言うなりになっている操り人形のような議員もいる。法治国家として一番大切な機関は立法府である「国会」。そして、国会議員を選ぶのは国民。言わば間接的に国民が法律を作っている(建前かもしれないけれど)。パフォーマンスに惑わされてはいけない。自分の希望を託すには誰がふさわしいかを見極めなければ。 現在の選挙制度や両議院のありかたについての記述も興味深かった。また、かつて薬害の原告として官僚・議員を敵視していた著者が議員になること、母親の議員時代に秘書を務めていた頃の葛藤についても書かれている。 簡単なことでさえ難しい言葉で記す人々が多いが、難しいことを易しい言葉で説明できる人が一番本質を理解している人だと思う。本書に書かれていることはまだ国会議員の浅い部分だけかもしれない。けれど、とても易しい言葉で書かれている。ということは、川田議員の本音が書かれているのだと思ってもいいのではないか。 政治の世界の入門書としてお薦めしたい。
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