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エリザベス 華麗なる孤独
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エリザベス 華麗なる孤独

石井美樹子【著】

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エリザベス 華麗なる孤独

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2009/04/25
JAN 9784120040290

エリザベス

¥1,540

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2010/09/03

一次資料を駆使したからといって、いい歴史が書けるとはかぎりません。その例が本書に該当すると思われます。基本的に、美樹子はエリザベスをどのように総括し、どう評価すべきなのか、自分でもわかっていなかったのではないでしょうか。エリザベスへの愛情は、いやというほどたっぷり伝わってきます。...

一次資料を駆使したからといって、いい歴史が書けるとはかぎりません。その例が本書に該当すると思われます。基本的に、美樹子はエリザベスをどのように総括し、どう評価すべきなのか、自分でもわかっていなかったのではないでしょうか。エリザベスへの愛情は、いやというほどたっぷり伝わってきます。そういところは好感をもてます。ただ、読んでいて歯痒いのは、書き手の(かすかな?)混乱と迷いが、そのまま読み手に伝わってしまうことです。 読者としては、エリザベスに振り回されるのはけっこうですが、著者にまでそうされると、ただ困惑するばかりです…。もちろん、書きながら考えるのがうまい人もいます。じっくり考えてから書く人もいます。どっちがいいとはいいませんし、それぞれの性格の問題でもあります。ただ、本書に関していうならば、私は落ち着いて読めず、予想より時間をとられました。 あと気になったのは、エリザベスに関係する近いところの資料にばかり気をとられ、英国史全体、あるいは欧州史全体がほとんど視野にはいっていないのではと感じたことです。低地独立の推移など、かなり複雑ですが、ほとんどフォローしていないように感じます。こういうことは本文で言及せずとも、言外に伝わってくるものです。フェリペ二世に関しても、あまり考察されているとは思えません。そうすると、エリザベスの伝記としてはものたりなくなります。外交史の教養が、ストレートにでるのがエリザベスの治世です。美樹子はきっと、外交史には疎いのでしょう。 と、ひどいものいいをしました…。が、ある読者がもしもこの本を手にとって熱心に読んではみたものの、頭のなかが混乱したとしましょう。そのばあい、読者の心がまえとか知性に問題があるのならまあ仕方ありませんが、書き手が混乱しているとすれば、読者も混乱してとうぜんです。その可能性を感じたので書いたまでのことです。他意はありません。。 もっとも、そーかいの頭がメダパニにかかっていただけではないのか? という説もあります。有力説ではないことを祈っています…。

Posted by ブクログ

2010/03/15

もともと興味のある時代ですが~ ヘンリー8世のドラマを見ているので、特に興味が湧いてきました。 ややこしい家系図も少しでも理解したいし。 ヘンリーの6人もの妻もそれぞれに個性があったんだなあ。 多感な時期のエリザベスは大変でしたね。 ヘンリー8世の6人目の妻は結婚歴がある穏やかな...

もともと興味のある時代ですが~ ヘンリー8世のドラマを見ているので、特に興味が湧いてきました。 ややこしい家系図も少しでも理解したいし。 ヘンリーの6人もの妻もそれぞれに個性があったんだなあ。 多感な時期のエリザベスは大変でしたね。 ヘンリー8世の6人目の妻は結婚歴がある穏やかな大人の女性で、エリザベスにとっていい母だったそう。 その義母もけっこうしたたか?ヘンリーの死後まもなく大貴族と再婚したのにはビックリ。彼女の没後にその相手はエリザベスと結婚しようとしたかどで大逆罪で処刑とは。 ヘンリーとアン・ブリンはやはり強烈な個性がありますが、回りもけっこう負けていない。 寵臣の権力争い、宗教の絡んだ対外戦争、つぎつぎに組んだり敵対したり反乱を支援したり… 処刑された大貴族の多さに驚きます。血で血を洗う時代だったのですね。 のらりくらりと縁談を引き延ばす工作も面白い。 スペイン王フェリペは晩年の陰険そうなイメージが強いけど、若い頃には姉メアリ女王の愛する風采のいい年下の夫だったんですね。 エリザベスは結婚はついにしませんでしたが、恋愛は意外に華やか。独身の女王が寵臣を持つと、相手が思い上がるのでこれも危険だったようです。 エリザベスを破門した教皇が実は「女の身で、あんなちっぽけな国の君主が各国に畏れられるとは」とその政治力に舌を巻いていたという。 育ち方の大変さも教訓になったのでしょうけれど、聡明さと使命感に感嘆。

Posted by ブクログ

2009/07/12

まだ途中だけど、これ調べた人すっごい! すっごい詳しい。 けど同じこと何度も書いてあるのに辟易してしまうかな。 でも楽しいことは楽しい。 エリザベスが一番好き。

Posted by ブクログ

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