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誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像 カニグズバーグ作品集4
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誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像 カニグズバーグ作品集4

E.L.カニグズバーグ(著者), 小島希里(訳者), 松永ふみ子(訳者)

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誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像 カニグズバーグ作品集4

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/07/05
JAN 9784001155945

誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像

¥2,475

商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2023/02/15

前半の『誇り高き王妃』は、なんと天国でヘンリー2世を待つ、アリエノール・ダキテーヌと義母の皇后マティルダとウィリアム・マーシャルの回想という設定。 後半の『ジョコンダ夫人の肖像』は、レオナルド・ダ・ヴィンチと徒弟のサライの話。ミラノ公イル・モーロがパトロンだった時期、フェラーラ公...

前半の『誇り高き王妃』は、なんと天国でヘンリー2世を待つ、アリエノール・ダキテーヌと義母の皇后マティルダとウィリアム・マーシャルの回想という設定。 後半の『ジョコンダ夫人の肖像』は、レオナルド・ダ・ヴィンチと徒弟のサライの話。ミラノ公イル・モーロがパトロンだった時期、フェラーラ公の次女・ベアトリーチェとの交流がメインかな。最後にちょろっとフィレンツェに帰郷、ミケランジェロと対面し、モナリザのモデルが訪ねてくる場面で終わる。

Posted by ブクログ

2022/05/06

レディーファーストの始まりやアーサー王伝説の書き換えなど興味深い出来事もあったが、英仏史の通史しか学んでいないわたしにとって、その多面性の紹介は混乱するばかりだった。

Posted by ブクログ

2020/04/06

去年(2019年)がダ・ヴィンチ没後500年だったせいで、記念企画ラッシュだったらしく、ここ半年、再放送も含めてやたらダ・ヴィンチ関連の番組を見ている。 あまりにたくさん見過ぎたせいで、どの番組だったかもはや特定が困難なんだけど、当時の有力者の一人、イザベラ・デステという女性が、...

去年(2019年)がダ・ヴィンチ没後500年だったせいで、記念企画ラッシュだったらしく、ここ半年、再放送も含めてやたらダ・ヴィンチ関連の番組を見ている。 あまりにたくさん見過ぎたせいで、どの番組だったかもはや特定が困難なんだけど、当時の有力者の一人、イザベラ・デステという女性が、ダ・ヴィンチに肖像画を描いてほしくてたまらず、何度も手紙で頼んで、下手に出て、なんとか下描きだけは描いてもらったけど、結局願いが叶うことがなかった、という話を聞いて、この女性に興味を持った。 私はダ・ヴィンチの絵の中では「白貂を抱く貴婦人」が一番好きなんだけれど、イザベラ・デステはその絵をわざわざ所有者に頼んで借り出し(今みたいに宅急便も保険もない時代によ~!とんでもない大騒ぎです)、こういうの描いてほしいのよー!と言ってたと聞いて、なんだか笑ってしまった。 いいねえ。お金持ちな人って。自分の欲望に極めて忠実で。 で、歴史に疎い私も、「イザベラ・デステって、なんか聞き覚えあるなぁ・・・・」といろいろ記憶を遡り、某有名スピリチュアル・ブログ(「なにが見えてる?」)を経て、この本にたどり着いた。 すごくおもしろかった。 この本を児童書に分類するのは、大いなる過ちなんじゃないかと言いたい。本来楽しめるべき年齢の人の手に届くのを阻んでしまうんじゃないか?と余計なお世話なことを考えてしまった。 実は、小学生のころ、一度読んだことがあったのだけれど、その時は「同じ作者の『クローディアの秘密』はおもしろいけど、これはつまんないー!」と思ってました。アホな子供です。この本の真価が当時は全然わからなかった。 久しぶりに歴史ものを読んだけれど、このカニグズバーグさんには「アメリカの司馬遼太郎」との称号を贈りたい。おもしろすぎて途中でやめられなかったよ。曲者たちを実に魅力的に描いている。 「ジョコンダ婦人の肖像」はより文学的な味付けで、まぎれもない傑作だけど、同時収録の「誇り高き王妃」も実におもしろい。 語り手を次々と変えていく物語、私は元々大好きなんだけど、歴史上の人物でその手法を使ったのは初めて読んだ。なかなか興味深い。この王妃、確か「英語の冒険」でも印象的に登場してたなぁ、と思う。 「ジョコンダ婦人~」は導入部でハートをわし掴みにされてしまった。コソ泥としてダ・ヴィンチの手記に登場した少年が、最後の遺書では、感謝の言葉とともに特別に遺産相続人の一人となっている。何があったのか?どういう関係だったのか?って、気になるに決まっている。 クライマックスで、「最後の晩餐」の前でサライとベアトリチェがダ・ヴィンチについて話すシーンは息をのんだ。孤独な二つの魂の別れの場面。不真面目なサライと、心に鎧をまとったベアトリチェの二人がともに素顔を見せる瞬間で、静かな緊張感が圧巻だった。 最後の方のページにイザベラ・デステの肖像画の下描きがあったが、この絵はこの絵でいいなぁ、と思う。私は好きだなぁ。 目と二重顎がなんか良い。 本には載せられていないけど、別の絵「ミラノの貴婦人の肖像」は、ミラノ公のもう一人の若い愛人ともベアトリチェだともいわれている絵だけれど、これも好きです。なんともいえない表情。ダ・ヴィンチはやっぱり肖像画がいいな、と私は思う。

Posted by ブクログ

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