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カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットはなぜ死んだか 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1991/10/10 |
JAN | 9784167279066 |
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カウラの突撃ラッパ
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
1944年にオーストラリアのカウラ捕虜収容所で起きた、日本人捕虜による大規模な暴動事件。200名以上が命を落とした暴動の中心人物とされる、偽名「南忠男」の正体に迫るノンフィクション。 著者の取材経過をなぞる形で進むが、新たな文書や証言によってそれまでの考察が崩されて、という展開が...
1944年にオーストラリアのカウラ捕虜収容所で起きた、日本人捕虜による大規模な暴動事件。200名以上が命を落とした暴動の中心人物とされる、偽名「南忠男」の正体に迫るノンフィクション。 著者の取材経過をなぞる形で進むが、新たな文書や証言によってそれまでの考察が崩されて、という展開が何度も繰り返され、ジェットコースターのように振り回されながらあっという間に読み終えてしまった。 面白い本だが、事件の真相はなんとも憂鬱で、そしてそれは戦後日本にも通ずるものがあるのがますます苦しくなる。
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・6/1 読了.日本人に歯止めがかからず戦争へと突き進んでしまった原因のひとつが「人の目」という集団心理.あり得ないことではないと日本人なら誰しも思い当たることだろう.世間体や建前、共同体意識、たとえそれが冷静に考えれば人としてずれていてもある意味仕方がないとあきらめて決断してし...
・6/1 読了.日本人に歯止めがかからず戦争へと突き進んでしまった原因のひとつが「人の目」という集団心理.あり得ないことではないと日本人なら誰しも思い当たることだろう.世間体や建前、共同体意識、たとえそれが冷静に考えれば人としてずれていてもある意味仕方がないとあきらめて決断してしまうのは、日本人の美徳でもあるし悪いところでもあるんだろうな.カウラが実際にこのうようだったというのは知らなかった.確かにいい待遇で食事も満足に与えられていたら、万が一終戦で帰国となったも日本人の誰にも合わせる顔がないと思ってしまうのではないだろうか.ただ疑問に思うのは、こういう結末の展開になってしまったきっかけが、単なる捕虜の収容所間分離移動ということだというのだけが腑に落ちない.理由が単にどんな命令でも日本軍人なら拒否すべきということだけで暴動による自殺へと突き進んでしまったのが理由薄弱過ぎて納得いかないんだけど.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シドニーの本屋で並んでいたので、帰りの飛行機で読みました。旅行中のシドニー湾に対して、なんとなく瀬戸内海に似たような印象を個人的に持っていたのですが、話が進むにつれ、重要人物と瀬戸内とに接点が明らかになり、とても不思議な読後感が残りました。
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