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DOMESDAY ハルキ・ノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2000/12/08 |
JAN | 9784894562721 |
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DOMESDAY
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商品レビュー
1.5
2件のお客様レビュー
「ドーム」で閉ざされた空間、天使と呼ばれる光球、蘇る死体といくつも展開できる要素を並べながら、小さくまとめてしまった印象のある作品です。 もう少しカタストロフィ的な雰囲気を出せれば面白くなったように思います。 ハラハラ感・ドキドキ感が決定的に足りません。 文章や表現力にも難点が...
「ドーム」で閉ざされた空間、天使と呼ばれる光球、蘇る死体といくつも展開できる要素を並べながら、小さくまとめてしまった印象のある作品です。 もう少しカタストロフィ的な雰囲気を出せれば面白くなったように思います。 ハラハラ感・ドキドキ感が決定的に足りません。 文章や表現力にも難点がありますが、デビュー作ということですのでそこは我慢でしょうか(といってもその後の作品は知りませんが・・・)。 個人的には、蘇る死体を単純に「ゾンビ」と表現してしまったのはどうかと思います。光球を「天使」と名づけたセンスでこちらにもネーミングして欲しかった。 ※余談 タイトルやドーム内でのサバイバルなどから、メフィスト賞をとった津村巧「DOOMESDAY」を思い出しました。 内容はかなり異なりますので比べるのもどうかと思うのですが、ある意味突き抜けている点で、こちらの作品の方がお勧めです。
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第1回小松左京賞で佳作を獲った作品とのこと。 ある日突然、高層マンション街の一角が巨大なドームの中に隔離され、更に空飛ぶ球体-天使-によって住民達がドームに取り込まれて行く。その上ドームの中で死んだ住民は、天使によって繰り返しゾンビ化される…。ドームや天使の正体やその理由につい...
第1回小松左京賞で佳作を獲った作品とのこと。 ある日突然、高層マンション街の一角が巨大なドームの中に隔離され、更に空飛ぶ球体-天使-によって住民達がドームに取り込まれて行く。その上ドームの中で死んだ住民は、天使によって繰り返しゾンビ化される…。ドームや天使の正体やその理由については、登場人物の口を借りて2つの説を提示してはいるが、明確な説明はなされない。 タイトルは、出現した"ドームの日"と"運命の日"の意を掛けたものだろう。説の一つ、"聖書的黙示録とドームの中=選ばれた民"説を補強するためか、登場人物の一人、似非教祖が繰り返し聖書を引用するのだが、それがかえって分かり難くさせているような印象は拭えない。ま、そういったテーマに関心のある方には興味深く読めるかもしれない。 帯にある通りのSFホラー……というよりは「ホラー的要素をトッピングした終末テーマSFのヴァリエーション」と表現した方がより近いような気が。人間に倒されても、天使によって何度もゾンビとして再生され(しかも段々人間の形が失われていく)、食欲に従って際限なく住民、もしくは他のゾンビを食らおうとし続ける様はかなりおぞましい(言い換えれば読んで面白い)けど、ホラー的要素はその程度。 「で、結局何だって言うのさ」ってぇのが読後最初の感想。起こる怪異の正体が分からないことは読者の恐怖感と興味を煽ることは確か。だが最後にこう投げ出されちゃうとねぇ……この著者、ホラーを書くつもりは毛頭なかったんじゃないだろうか。
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