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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/07/02 |
JAN | 9784062147644 |
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商品レビュー
2.8
8件のお客様レビュー
黒田官兵衛やイエズス会の日本人修道士ジョアンを主要登場人物に据え、戦国時代末期の日本の様子をキリシタンに焦点を当てて描いた一作。
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黒田官兵衛さんは、キリシタンの国を作るため、天下をわが物としたい豊臣秀吉さんや明智光秀くんを利用して、本能寺の変で織田信長さんを討ったという説のお話。 キリシタンの切り口で描かれているので、官兵衛さん初心者には「?」って部分もあるかもしれないけれど、これはこれで歴史を考える良いきっかけになる本だと思いました。 それと、九州の福岡は、官兵衛さんが備前福岡にいたことが地名の由来なんだね。 商都備前福岡の賑わいを知っていた官兵衛さんが、のちに九州博多を領するにあたって、ここに福岡という名前を付けたんだって。 これは知らなかった!
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黒田官兵衛(如水)と竹中半兵衛が大河ドラマの主人公になるそうです。この本では官兵衛と日本人イルマン・ジョアンの2人が主人公で展開します。前に読んだ「銀漢の賦」のような内容を期待したのですが、そういう意味では純粋な歴史小説であることから、著者の解釈として竹中半兵衛と黒田官兵衛が信長打倒に影で暗躍する?!そして秀吉も黙認!信長というネブカドネザル王に匹敵する我が身を神とする人物としての描写からあり得ないことではないと思わせるとしても、史実とのギャップの大きさには戸惑います。一方、官兵衛と荒木村重の会話が大変興味深いものがありました。村重が「嘘でも良いからキリシタンであることを止めるといえば、牢から出してやる」、という場面です。官兵衛は嘘を言おうかと思うのですが、結局思い留まるという理由が、信仰からではない解釈が面白いところです。最後近く、ジョアンの出生が明らかになるあたり、人情小説らしくほろっとさせられます。それに関わる大友宗麟という人物のキリシタン入信前後の大きな落差の描写には人間味があり、大変興味を感じました。
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