世界でいちばんやる気がないのは日本人 成果主義が破壊した「ジャパン・アズ・No.1」 講談社+α新書

可兒鈴一郎【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2008/06/21
• JAN: 9784062725026

商品レビュー

2023/09/12

明らかに題名で売る本。この題名以外ではなかなか手に取られないと思う。
手にとってしまうのは、見方によって「世界一やる気のない」、そのように思えるかも、思われているのかも、と日本人自体がなんとなく自覚しているからかもしれない。

内容は北欧系企業に勤務経験のある方の体験談。
「いちばんやる気のない」と結論付けるほどの考察やエビデンスはない。

むしろ、西洋人が「（日本のスタイルについて）それはそれでいいのではないか」と言っていた箇所が印象に残った。

2022/05/15

序章　世界でいちばんやる気がないのは日本人？
規制緩和が殺した競争力
一億総中流ゆえのやる気
第１章　やる気を失った日本人と成果主義
最もやる気・中南米
100点でなきゃ嫌な日本人
人件費抑制と意欲向上は両立せず
突然個人プレーが無理な日本人
日本がマネた目標管理制度
第２章　日本人上司とスウェーデン人上司の違い
フェアじゃないことに猛反発
組織を自分の色に染めない
上司＝優秀なカウンセラー
第３章　「やる気」のメカニズムを解剖する
やる気の悪用
第４章　日本人管理職は、なぜ部下のやる気を失わせるのか
やる気を失うメカニズム
会社に裏切られた
日本人管理職の権限
和を以て責任を取らない日本人
義理と人情は甘えの世界
第５章　甘えたいから、ワガママを言わない日本人
ゴール前で仲間にパス
足して２で割る妥協
行動科学
これで食べてる・欧米人の意識
共生関係
第６章　私の「マネジメント・バイアウト」
温室栽培・自己実現
第７章　ヴァイキングの教え
個人レベルでの専門特化
自分の都合を押し付けない
問われるのは結果のみ

2018/10/17

"日本は、そこそこの経済大国で、世界の中でもそこそこのステータスもあって、貢献していると思っている人たちの頭にガツンとハンマーを振り下ろしているのが本書。
しっかりしようぜ！って本。"