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さよなら渓谷
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2008/06/20 |
| JAN | 9784104628049 |

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商品レビュー
3.5
197件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
みんみんさん、まことさん、ともちんさんオススメの一冊 いつもありがとうございます♪ 私は横道世之介の大ファンなんですが あんまり吉田さんの作品読んでないんですよね タイムアフタータイムがものすごく良かったので、他も読みたいなと思ってたところ みなさんにいろいろオススメしてもらったうちのまずは一冊目です(o^^o) 今まで読んだ吉田さんとはまた違った雰囲気の作品 長くない物語なのにこの深さはなんだろう。 深海に潜っていくような深さ、、、 幼児殺人事件が起こり、母親が容疑者として浮上するところから物語は始まります 犯人探しがメインかと思いきや だんだん隣に住む夫婦へと話が変わっていきます 思ってたのとは違う方向に話は進みますが、 それが自然でうまい。 感想を書く上でネタバレしてしまうため これ以降は未読の方はスルーしてください 隣に住む夫婦は実のところ夫婦ではありません。男性の方は学生時代に集団レイプをした犯人として逮捕されていました。 そしてなんと、一緒に住んでいた女はその被害者。 何がどうなって、そういう形になったのか。 最後までわからないけど、不自然な関係がなぜか自然に感じてしまいます。 『どうしても、あなたが許せない 私が死んで、あなたが幸せになるのなら、私は絶対に死にたくない あなたが死んで、あなたの苦しみがなくなるのなら、私は決してあなたを死なせない だから私は死にもしないし、あなたの前から消えない。だって、私がいなくなれば、私は、あなたを許したことになってしまうから』 この追い詰められて捩れた、女の叫びが胸に突き刺さりました 作中では被害者の事件後の人生と 加害者の事件後の人生が描かれています 被害者は、事件のことが明るみに出ると それまでの日常が奪われ、酷い仕打ちを受け、また逃げるような生活をすることになる。 被害者なのに守ってもらうんじゃなくて汚いものを見るかのような扱いに虫唾が走ります 一方加害者の方は、事件のことがバレても普通に生活できるのです。男たちには理解できるのです。なんならその時の様子を知りたがる周りの連中もいて、嫌悪感しかありません どんな感想を持てば良いのかわからず 思いつくまま書いてみたけど 整理はできません でも、深い思考の波に乗れる読ませる作品でした。 吉田さん、すごいな。いろんな作品を描かれるんですね。 他におすすめいただいた作品も、ゆっくりになりますが読んでいきたいと思います(^^)
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なかなか感想が難しいが、被害のダメージを大きく上回る信頼やそこから発生する愛情まで行き着くのは、たいへんなことだと思う
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暑苦しくて鬱屈した雰囲気や人を描くのが、この作家さんは抜群にうまいと思う。 ストーリー、人物描写、会話の流れが気になってぐんぐん読んでしまう。 いつも勢いに流されるままに読んでしまうけれど、 短く、キリッと差し込まれている風景描写が実はものすごく利いていることに、 この作品で初め...
暑苦しくて鬱屈した雰囲気や人を描くのが、この作家さんは抜群にうまいと思う。 ストーリー、人物描写、会話の流れが気になってぐんぐん読んでしまう。 いつも勢いに流されるままに読んでしまうけれど、 短く、キリッと差し込まれている風景描写が実はものすごく利いていることに、 この作品で初めて気づいた。
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