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私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち 朝日文庫
定価 ¥990
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2008/06/06 |
JAN | 9784022615381 |
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私の居場所はどこにあるの?
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
2022.6.13市立図書館 このところ70年代80年代の少女漫画にあらためて手を伸ばしているのでその副読本として借りてみた。単行本は1998年学陽書房、文庫化は2008年。そこからさらに15年近くたち、さらに新たな展開はあったし(BLの世界や近年のシスターフッド系など)、その後...
2022.6.13市立図書館 このところ70年代80年代の少女漫画にあらためて手を伸ばしているのでその副読本として借りてみた。単行本は1998年学陽書房、文庫化は2008年。そこからさらに15年近くたち、さらに新たな展開はあったし(BLの世界や近年のシスターフッド系など)、その後生まれた読むべき作品もあまたあるが、それらがどういう延長線上にいるのか知るのは考えを深める助けにもなりそう。 この本のタイトル「私の居場所はどこにあるの?」ががこのうえないまとめといえるが、「少女漫画」という存在は、一般的にはたぶんまだまだ夢見る少女のお花畑というイメージが強いけれど、意外と社会派な面もあるというか(もちろんけっきょく玉石混交なのだろうけど)、そのときどきの時代の空気や作家の問題意識がしっかり反映されており、複雑な関係や感情がていねいに描かれ、手塚治虫の「リボンの騎士」から始まって作家も読者も成長しながら幹を太らせ枝葉を伸ばし、女の子のしあわせや居場所を出発点に常に一歩先を行く世界を見せてくれてもいる巨木なのだということが改めてわかる。少女マンガ誌のみならずレディースコミック誌や少年マンガ誌、青年マンガ誌などへの言及・対比もあり読み応えがある(女性向け商業誌の歴史的展開は一度勉強し直したい気もする)。 私は中高生の時期にマンガをあまり読まずに育ってきて、いまちょっと悔やんでいるが、世の女の多くはこうした作品に心を耕されながら生きてきているから、お仕事漫画の章などを読むにつけても、中途半端で視聴者をなめてるような作りの朝ドラ(これも少女漫画同様、軽く見られているところがあるけど)なんかは物足りなく感じるのだろうなあと腑に落ちた。
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うーん、漫画は色々分析するよりも、読みたいから読むとしたいかな。すっごく疲れちゃった。 でも、分析するのが彼女の仕事なのだろうから、しょうがない。 レズについて多くページを割いていたのが、やはり我慢できず・・・。具合が悪くなってしまった。しょうがないよね。
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完成度がたく、内容の濃いすばらしい論文。かつ、マンガのブックガイドとしても使える。 しかし、締めにエヴァをもってきたことに、いささか裏切られた感はある。マンガ主題ごとにおっており、60年代以降の少女漫画を深堀してきた(かなりのネタバレあり)。 が、後半になりテーマが「仕事」「組織...
完成度がたく、内容の濃いすばらしい論文。かつ、マンガのブックガイドとしても使える。 しかし、締めにエヴァをもってきたことに、いささか裏切られた感はある。マンガ主題ごとにおっており、60年代以降の少女漫画を深堀してきた(かなりのネタバレあり)。 が、後半になりテーマが「仕事」「組織」になったあたりから、青年誌に掲載された女性主人公ものも取り上げられ、違和感。 少女漫画だけを素材に結論までいってほしかった。(かろうじてレディコミまでは可) そもそもエヴァは漫画じゃない、アニメだ。8割がすばらしいだけに、ラスト2割が残念でならない。ジェン ダー展開として、少年が主人公なエヴァを使うのがスムーズだということは理解できるが。 今から、残しておいた三浦しをんの解説を読む。
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