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貧困と愛国
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貧困と愛国

雨宮処凛, 佐高信【著】

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貧困と愛国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社
発売年月日 2008/03/30
JAN 9784620318486

貧困と愛国

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2024/05/17

貧困やどん詰まりまで追い詰められる事で人間の思想が右か左かに傾く事がある。 「希望は、戦争。」この言葉を聞くとゾッとできる自分はまだ恵まれた立場にいるのだろう。 出口のない窒息しそうな日常が人々にそんな思想を植え付ける。 こうした本に触れる度思うのが「何が正しくて間違っているのか...

貧困やどん詰まりまで追い詰められる事で人間の思想が右か左かに傾く事がある。 「希望は、戦争。」この言葉を聞くとゾッとできる自分はまだ恵まれた立場にいるのだろう。 出口のない窒息しそうな日常が人々にそんな思想を植え付ける。 こうした本に触れる度思うのが「何が正しくて間違っているのか、己に問い続けること」、そこに正解はないかもしれないが、空っぽな他に求めるよりマシなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2008/12/03

(僕自身プレカリアートに近づいており、本を借りて読んだんですが、今、返却し手元にないため、やや不完全ですが、書評です。) その日1日1日を生きていく人たちの気持ちを代弁しようとする雨宮処凛。 ややどっちとも付かずな立場を取る佐高信。 貧困状態の人は、心までも追い詰められている。...

(僕自身プレカリアートに近づいており、本を借りて読んだんですが、今、返却し手元にないため、やや不完全ですが、書評です。) その日1日1日を生きていく人たちの気持ちを代弁しようとする雨宮処凛。 ややどっちとも付かずな立場を取る佐高信。 貧困状態の人は、心までも追い詰められている。 死ぬなら「戦争」で。 それなら英雄になれるから。 お国のために死んでいったと大切に祀られるから。 だから「戦争」よ起これと思う一部のプレカリアート。 それは「自己責任」という言葉がもたらすものであった。 全ては「自己責任」と言われ、自分を責め、自殺してしまう。 その手前まで行った雨宮処凛は、ひょんなとこから右翼への道へと歩を進め、自らの現状は社会の影響のものであることを認識する。 そして、「国」・「政治」と闘うことに自らを解放する。 そして、だんだんと話は、連帯へ。 連帯して、「国」と闘うんだって。 右翼も左翼も関係ない! 国に責任を取らせろ! 金持ちに金を分配させろ! 反感は高まるばかり! さあ、もっと高まって国を潰してしまえ! (おもしろかった箇所。表現は僕のものです。) ・学校民主主義神話の崩壊。 ・右と闘いながら一生懸命頑張っていても左から攻撃される。やる気なくなる。それが左翼。 ・信じる「神」(この本だとオウム真理教。) ・政治的なことに関わると「おかしい」人扱い。 ・プレカリアート系とメンヘラ系の連帯 ・右翼・左翼という思想的立場を越えて共闘する。 ・「プレカリアート」世界連帯。

Posted by ブクログ

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