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さかさ髑髏は三度唄う 講談社文庫
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さかさ髑髏は三度唄う 講談社文庫

司凍季(著者)

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さかさ髑髏は三度唄う 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1999/05/13
JAN 9784062646093

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商品レビュー

2.3

3件のお客様レビュー

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2024/11/09

唄う髑髏、白秋の詩に秘められた暗号といったガジェット。衆人環視の中での毒殺事件という不可能犯罪。そして惨劇の舞台は北九州の田舎にある民窯の村で、しかも祖父が愛人を囲い、妻は舌を切られ、原因不明の病に臥せり、腹違いの兄妹たちは遺産相続でいがみ合っている。 つまり扱っている題材は本...

唄う髑髏、白秋の詩に秘められた暗号といったガジェット。衆人環視の中での毒殺事件という不可能犯罪。そして惨劇の舞台は北九州の田舎にある民窯の村で、しかも祖父が愛人を囲い、妻は舌を切られ、原因不明の病に臥せり、腹違いの兄妹たちは遺産相続でいがみ合っている。 つまり扱っている題材は本格ど真ん中であり、舞台設定、トリック共々、申し分ないはずなのだが、やはり物足りない。 小説を読んだというより、長いパズルを解かされたという感慨しか残らないのだ。 ここまで来ると呆れるのを通り越して、これこそがこの作者の特徴かと割り切ってしまう。 確かにそれぞれの登場人物には、欲深さとか派手な生活が好きだとか、厭世観を常に抱いているといった性格付けは基より、狭い田舎で繰り広げられる人間関係の罪深い業も設定され、しかもそれにはワトソン役まで一役担わされるのだが、一通りの素材というのは揃っている。 しかし、なぜかそれらがストーリーに深みを与えるのではなく、プロットの段階でお披露目しているようにしか思えないのだ。 これほどまでに無個性だと、むしろこの作者は全てが謎解きに寄与する純粋本格推理小説を書くことを目指しているのかもしれない。 前作までは冒頭の幻想的な謎と論理的解決、図解を交えたトリックの種明しといったモチーフから、島田作品の影響をもろに受けていると述べたが、今回は山奥の山村といった閉じられた社会での陰惨な事件、一族の中の確執、唄う髑髏と横溝正史の影響が色濃く出ていると思った。 しかしこれら先達と大いに違うのは、物語としての面白さに欠けることだろう。 島田氏には島田氏の、横溝氏には横溝氏のテイストという物が確かにあり、それが読書の食指を動かすのである。 司作品は文章にそのテイストという物が無い。心を動かす物語の振り幅が0に等しいのだ。 物語よりもトリックを!といった純粋推理を楽しみたい方には最適の作品だろう。 しかし私はといえば、あいにくそれだけでは腹が太らないのである。

Posted by ブクログ

2010/10/30

これは暗いなぁ もっとも、「田舎町の血」とか「伝統を受け継ぐ血」というものは何もなくとも暗いものだが。 たいていは、何もない事なんかないけど。

Posted by ブクログ

2003/03/31

小学校時代の同級生・一尺屋遙から手紙を貰った八追淳平は二十年ぶりに母校を訪れ、夜の理科室で唄うさかさ髑髏を見る。 二人の恩師でもある悠里枝先生の嫁いだ人首家で慎太郎の先妻の法要の最中に長女・恵利の夫・橋本が毒殺された。 サカリのついたコメツキバッタ表現は笑った。 相変わらず独...

小学校時代の同級生・一尺屋遙から手紙を貰った八追淳平は二十年ぶりに母校を訪れ、夜の理科室で唄うさかさ髑髏を見る。 二人の恩師でもある悠里枝先生の嫁いだ人首家で慎太郎の先妻の法要の最中に長女・恵利の夫・橋本が毒殺された。 サカリのついたコメツキバッタ表現は笑った。 相変わらず独特の色合いです。犯人も大体見当は付くけどいいの。一尺屋遙が出てくるから。

Posted by ブクログ