うたう警官

佐々木譲(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川春樹事務所
• 発売年月日: 2004/12/13
• JAN: 9784758410458

商品レビュー

2024/03/22

北海道警上級幹部の捜査費裏金流用問題に証言の為に召還される警察官に殺人の容疑がかけられ、射殺指示も出される。大通署の佐伯警部補らは裏の捜査本部を設置し、津久井を無事委員会に出席させることと、殺人事件の真相を探る。ドロドロの道警本部とヒラの警察官との戦い。最後の津久井を議会ビルに送り込むための佐伯の采配と警察の警備の突破の場面は臨場感溢れ、本を読んでて手に汗握った。そして、殺人の方は予想に反した結末だった。官僚の保身と捻れた組織に辟易させられた。「うたう」とは証言する、しゃべるという警察用語。

2023/02/15

なんかね、文体がね、ちょっと微妙なんよ。なんか説明過多でね、電話した、受けた、こういった、こう思った、みたいにいちいちそのまま書いてある感じ。
素人っぽいというか、、って失礼な。
しかも石岡さんの対応が！いや今どき中学生でも分かるわ！もうちょっと推理小説読めや！ってなるけど、まぁ現実的にはそうは思わないのかなぁ。
始まってから2日くらいしか経ってなくて、勢いがあるといえばそうだけど、ちょっとそんな甘くないんじゃないかとか思ったり、ひねりがないと思ったり、まぁ要するに読んでる方がひねくれているということでした。

2014/03/21

うたう=証言する、密告する。
警官殺しの容疑をかけられた刑事に射殺命令が下された。
有志たちによって、彼の潔白を証明するための極秘の捜査が始まるのだが…。
追うも警官、逃れるも警官。
北海道警察を舞台に描く警察小説。