- 中古
- 書籍
- 書籍
袖口の動物 新しい詩人9
定価 ¥2,090
1,815円 定価より275円(13%)おトク
獲得ポイント16P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 思潮社 |
発売年月日 | 2007/10/25 |
JAN | 9784783730309 |
- 書籍
- 書籍
袖口の動物
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
袖口の動物
¥1,815
在庫なし
商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
正直、感想を持つのがむずかしい。というのがいかにも現代詩。 ただなんとなく感じたのは、いずれの詩も、いわば生きている血管のような生々しさがあって、しかもつねに詩句のどこかしらが内側から傷ついて、内出血を起こしている。そういう痛々しい感じがあった。この痛みの切実さを、他人事でなく...
正直、感想を持つのがむずかしい。というのがいかにも現代詩。 ただなんとなく感じたのは、いずれの詩も、いわば生きている血管のような生々しさがあって、しかもつねに詩句のどこかしらが内側から傷ついて、内出血を起こしている。そういう痛々しい感じがあった。この痛みの切実さを、他人事でなくまざまざと想像できる読み手なら、きちんと刺さるのかもしれない。 「貨物」という詩の冒頭、「知らない女に、喉の皮を鋏の先でちょっと切られた/血はあまり出なかったが、ふと友情のようなものに気づいた」のイメージが、ちょっと常人離れしていて凄い。
Posted by
自己と他者との関係にきっちりと線を引き、他者もしくは他者との関係は、自分が望まなくともいつか失ってしまうということを常に視野に入れ受け入れているのだと思う。だから逆に言うと失う事を恐れないので、生きることに正直。 文末が現在形の動詞(笑う・すすむ・たたむ・噛む・死ぬなど)で終わる...
自己と他者との関係にきっちりと線を引き、他者もしくは他者との関係は、自分が望まなくともいつか失ってしまうということを常に視野に入れ受け入れているのだと思う。だから逆に言うと失う事を恐れないので、生きることに正直。 文末が現在形の動詞(笑う・すすむ・たたむ・噛む・死ぬなど)で終わる詩も多くあるのが印象的で、それらの動詞は普段から頻繁に使う言葉であるのだけれども、その動詞一つに一篇の詩の言葉全てが伸し掛かる気がしてきて、なんかとても重く感じる。
Posted by