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袖口の動物 新しい詩人9
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袖口の動物 新しい詩人9

杉本真維子【著】

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袖口の動物 新しい詩人9

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 2007/10/25
JAN 9784783730309

袖口の動物

¥1,815

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2022/05/09

正直、感想を持つのがむずかしい。というのがいかにも現代詩。 ただなんとなく感じたのは、いずれの詩も、いわば生きている血管のような生々しさがあって、しかもつねに詩句のどこかしらが内側から傷ついて、内出血を起こしている。そういう痛々しい感じがあった。この痛みの切実さを、他人事でなく...

正直、感想を持つのがむずかしい。というのがいかにも現代詩。 ただなんとなく感じたのは、いずれの詩も、いわば生きている血管のような生々しさがあって、しかもつねに詩句のどこかしらが内側から傷ついて、内出血を起こしている。そういう痛々しい感じがあった。この痛みの切実さを、他人事でなくまざまざと想像できる読み手なら、きちんと刺さるのかもしれない。 「貨物」という詩の冒頭、「知らない女に、喉の皮を鋏の先でちょっと切られた/血はあまり出なかったが、ふと友情のようなものに気づいた」のイメージが、ちょっと常人離れしていて凄い。

Posted by ブクログ

2011/02/26

自己と他者との関係にきっちりと線を引き、他者もしくは他者との関係は、自分が望まなくともいつか失ってしまうということを常に視野に入れ受け入れているのだと思う。だから逆に言うと失う事を恐れないので、生きることに正直。 文末が現在形の動詞(笑う・すすむ・たたむ・噛む・死ぬなど)で終わる...

自己と他者との関係にきっちりと線を引き、他者もしくは他者との関係は、自分が望まなくともいつか失ってしまうということを常に視野に入れ受け入れているのだと思う。だから逆に言うと失う事を恐れないので、生きることに正直。 文末が現在形の動詞(笑う・すすむ・たたむ・噛む・死ぬなど)で終わる詩も多くあるのが印象的で、それらの動詞は普段から頻繁に使う言葉であるのだけれども、その動詞一つに一篇の詩の言葉全てが伸し掛かる気がしてきて、なんかとても重く感じる。

Posted by ブクログ

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