愛と復讐の島 ハーレクイン・イマージュ

アン・ハンプソン(著者), 富田美智子(著者)

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン
• 発売年月日: 1982/11/01
• JAN: 9784833530323

商品レビュー

2011/08/19

カリムノスへ行き、定められた男の妻となれ。さもないと、お前のいとこは結婚式で、昔の悪事をばらされることになるぞ。城のガーデンパーティでジプシーの老婆がジュリーにささやいた。十年前、ジュリーのいとこのアラステアはギリシャ人の娘を慰み者にし、事故とはいえ死なせてしまった。ジュリーの育ての親である伯父は成長したジュリーを嫁として与えようと約束して、娘の婚約者だった貧しい海綿取りの男をなだめたのだった。ジュリーははじめて知らされた事実に呆然としながらも、その男に合って約束を取り消してもらおうとギリシャへ向かった。

2011/08/09

☆3.9カリムノス島の海綿取り（30）頬に傷あり+イギリス貴族（19）[more]ヒロインは両親を亡くし後見人の伯父と従兄と暮らしている。10年前、ヒーローが婚約者とイギリスへ行った際、婚約者がヒロインの従兄と関係し殺されたのに腹を立てたヒーローは、ヒロインが婚約者と同じ19歳になったら妻となり1年のうち9月〜3月の7ヶ月をヒーローと過ごすことを伯父に約束させる。19歳間近のヒロインはパーティーで占い師に扮した女にそれを聞かされ、慰謝料を提示するため島へ行きヒーローに会う。金はいらない、約束を守らないと10年前の事を従兄の結婚式の教会へ乗り込んで公表すると脅されるが、ヒロインはヒーローはそんなことをしないと判断し帰国。が、ヒーローは教会に現れ、花嫁を傷つけたくないヒロインはヒーローと形だけの結婚をして島の粗末な小屋に住む。ヒーローは近くの城で庭師として働き、自転車で通っている。ヒーローを極力避け、最初は家事すらせず只管自由になる日を待っていただけのヒロインだが、やがてヒーローと打ち解け始める。「きみの方から求めてくるのを待つ」と言いながらも「誘惑は男の役目」というヒーローと一線を越えるが、哀れみからというヒロインの言葉にヒーローはヒロインに出て行けと怒る。ヒロインは約束は守ると居座るが、よそよそしくなったヒーローはヒロインが誘ってものってこない。･･･哀れみじゃなくて愛だったんだわ！というのが「予期せぬ関係」と同じ。でもこっちはヒロインがより頑なで傲慢（貴族で資産家の私が身分の低い百姓の奴隷になんて！という台詞がしょっちゅうｗ）、ヒーローが優しそうでいてヒロインを騙してるｗ（予期せぬ〜のヒーローはひきこもりだし、ヒロインの哀れみも「私に逃げられたら面目潰れて可哀相」だったｗ）もう一悶着あるかと思ったけどラストがちょっとあっさりかなあ。びっこ、かたわという言葉が頻繁に出てくる。びっこはともかく、かたわは今は駄目なんだろうな。口止め料に500ポンドって、25万くらい？　200ポンドなら10万？？カーペットが1ポンド＝70ドラクマって書かれてる。ハーレに出てくる貨幣の価値がいまいち掴めないｗ