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静かな大地 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/朝日新聞社 |
発売年月日 | 2007/06/30 |
JAN | 9784022644008 |
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静かな大地
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商品レビュー
4.6
18件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
(借.千代田→新宿区立図書館) 淡路から北海道静内へ入植し、札幌で学びアイヌと共に牧場を作り上げ、アイヌのいる場所を作ろうとするが挫折した男の物語。著者の母方の祖母にあたる人がその伯父の伝記を書こうとしていろいろ調べるという設定。 主人公宗形三郎はけっきょくまっすぐすぎたのだろう。アイヌに対する人々や国の偏見・差別に結局は精神的に耐えられず(うつ状態?)直接は妻の産褥死をきっかけに自死してしまう。でもそういう生き方をした人がいたということを書き残さなければという姪の姿は、この長編小説を書いた著者に重なるのだろう。 ゴールデンカムイと近い時代(少し前)の設定だが、あちらはアイヌの習俗など詳しいとはいえエンタメ系なのでちょっと違うが、両方(あるいはさらに詳しくはこちらの巻末参考文献なども)時代の流れをある程度理解することができるのではないか。 できれば映画などで映像化してほしい作品である。
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北海道の開拓とアイヌのことを 少しでも知るために この本を読んで本当に良かった。 池澤夏樹さんの語り口は アイヌの伝承を 一層美しく引き立て 哀しくも儚い物語を色どり 心にすぅっと染み込んでくれた。
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ボリュームもゴツく、アイヌに深く関わる文化物と敬遠する要素満点だが、読みやすく話の進め方も魅力的で退屈せず読めた。話の要所にフックがあり丁寧。 池澤夏樹らしいスピリチュアルさも健在。
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