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物語 現代経済学 多様な経済思想の世界へ 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2006/07/25 |
JAN | 9784121018533 |
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物語 現代経済学
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
ケインズ革命(1930年代)から新自由主義(20世紀末)までの経済学史本であり、 主流派から異端派に至るまで、多様な思想が栄えては廃れた歴史の流れを解説している 初学者が手に取る一冊としてはとても良い
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いわゆる”異端派”から見た現代経済学の多様性。本書は、今日の「主流派経済学」とは一線を画した、いわゆる”異端派”経済学者たちの思想を改めて振り返ることで、現代経済学の意義と限界を考察した一冊である。 本書で取り上げられている”異端派”経済学者の思想を見ると、その根底にあるのは...
いわゆる”異端派”から見た現代経済学の多様性。本書は、今日の「主流派経済学」とは一線を画した、いわゆる”異端派”経済学者たちの思想を改めて振り返ることで、現代経済学の意義と限界を考察した一冊である。 本書で取り上げられている”異端派”経済学者の思想を見ると、その根底にあるのは、現代経済学が「科学」であろうとするが故に見逃してきた「非経済的価値」や「人間の非合理性」に対する注目である。例えば「第5章◎異端派ガルブレイスの挑戦」では、現代経済学の「通念」でもある「消費者主権」や「市場に従属する企業」といった概念への根本的な批判が紹介されている。このように、自らのキャリアを賭けて経済学の新知見を切り開こうとする、経済学者の「生き様」が描かれているのも本書の魅力と言える。 一方で、”異端”を知る上での前提となる「主流派経済学」に関する解説はほとんどないため、経済学に不慣れな者にとっては難しく感じる記述も少なくない。やはり、本書の内容を理解するには、経済学の基礎知識をあらかじめ勉強しておくことが必要だろう。
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第1章 現代経済学の黎明 第2章 マーシャル経済学の魅力と限界 第3章 ケインズ革命 第4章 サムエルソンの時代 第5章 異端派ガルブレイスの挑戦 第6章 リベラリズムの後退 第7章 ノーベル経済学賞の憂鬱 著者:根井雅弘(1962-、宮崎県、経済学)
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