盲腸線紀行

村上義晃【著】

• 販売会社／発売会社: 新風舎/新風舎
• 発売年月日: 2006/08/24
• JAN: 9784289005925

商品レビュー

2011/07/14

それにしても盲腸線とは不思議な言葉である。おそらく直訳して意味の通じる外国語はあるまい。著者自身あとがきでそこに住んでいる人の生活の一部となっている鉄道を盲腸に例えるのは申し訳ないと言った意味のことを書いていた。
　第三セクターの鉄道やローカル色濃い私鉄に詳しいのが嬉しい。また自慢話にならないように気を使って書いている風の文章が読みやすかった。例によって少し古い本なので既に廃止された路線も少なくない。写真も多いので廃線の資料としても価値がありそう。古本屋の100円コーナーで見つけたのだが掘り出し物と言っても良さそうだ。

2007/06/13

またまた自費出版の本。定年退職をきっかけにカメラとペンを持って行き止まり線を乗り潰す紀行文。200ページあまりとボリュームも写真も満載。ド素人が書いたわりにはうまい文章である。続編あり。