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シャドウ ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | 人は、死んだらどうなるの?ただいなくなるだけ?そんな会話から三年、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が訪れる・・・。父とのささやかな幸せを願う少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?第7回本格ミステリ大賞小説部門受賞作!いま最も注目される著者によって放たれた巧緻に描かれた傑作です。 |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2006/09/30 |
JAN | 9784488017347 |
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商品レビュー
3.7
134件のお客様レビュー
久しぶりに、夜更かししてまで読み続けてしまいました! 不穏な空気をまとった人がちらほら…でも、人前ではそうでもなくて… 面白くて夢中になって読んでいる割には、なんかピンと掴めない感じ。 でもそれって人間だからしょうがないよなー、この人はこの性格!この気持ち!この感情!ってはっきり...
久しぶりに、夜更かししてまで読み続けてしまいました! 不穏な空気をまとった人がちらほら…でも、人前ではそうでもなくて… 面白くて夢中になって読んでいる割には、なんかピンと掴めない感じ。 でもそれって人間だからしょうがないよなー、この人はこの性格!この気持ち!この感情!ってはっきり決められるものでもないよなーと、納得しながら、 このぼんやり感も含めて楽しむことができました。 心理学、精神科医、そういうの結構好きです。 人の気持ちって説明できないからこそ、少しでも近づいてはっきりさせたくなります。 でも、最後は少し無理矢理感。 なので⭐︎4 あと、話の中で共感した部分 子供が父親の支えになれてなくて哀しむ場面 「君はまだ我茂くんにとって、『守るべき存在』だったんだ。意志を持ち、自分を支えてくれる存在ではなかった」 「僕がいても、お父さんは1人だったってことですか?」 「1人ではないが、2人でもなかった」 ここ、あーー、分かる。 私も母親として、子供は心の支えではあるし、大切な存在だけど、守るべき存在であり、子供の前では「こうあるべき」とどうしても思ってしまい、心から安心して力を抜けるわけではないんだよね。 分かるよー、と思いながら読みました。 もう一つ。 家庭で、子供が両親のいたわり合う姿、触れ合いを見ることが大切なことなんだなぁと、改めて思いました。自分もいずれ、そういった相手を見つけるのだと、無意識的に考えるんだそうです。 確かに…… じゃあ…家庭で歪みあってる両親の姿を子供が見るのはどれだけの影響を与えてしまうのか。改めて考えさせられます。
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最後までどんでん返しが続き、かつ読了後のすっきり感も高かった作品でした! 読者の予想を超えたストーリー展開や、多視点から描かれている点も良かったです! 小学5年生である鳳介の、学びや体験を成長に変える力や思考力の高さ、思慮深さには感銘を受けました。 ミステリーを体験しながら...
最後までどんでん返しが続き、かつ読了後のすっきり感も高かった作品でした! 読者の予想を超えたストーリー展開や、多視点から描かれている点も良かったです! 小学5年生である鳳介の、学びや体験を成長に変える力や思考力の高さ、思慮深さには感銘を受けました。 ミステリーを体験しながら、登場人物の心の動きもしっかりと体験できる一作でした!
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母親を癌で亡くした小学五年生の我茂凰介。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まった。そんな我茂家に様々な気遣いをしてくれたのが水城一家で、父同士、母同士、子供同士が同級生の両家は深い関係で結ばれていた。一方、水城家も問題を抱えており、凰介の同級生亜紀の母親が自殺を遂げる。さらには亜紀...
母親を癌で亡くした小学五年生の我茂凰介。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まった。そんな我茂家に様々な気遣いをしてくれたのが水城一家で、父同士、母同士、子供同士が同級生の両家は深い関係で結ばれていた。一方、水城家も問題を抱えており、凰介の同級生亜紀の母親が自殺を遂げる。さらには亜紀が交通事故に遭ってしまい… 多視点描写によって真実を上手く覆い隠しながら、数多く散りばめられた伏線によるミスリードが巧み。ダブルミーニングを用いて、行間を読む読者をまんまと罠に嵌めつつ、終盤にかけて二転三転たたみかける展開は著者の十八番。しかしながら、精神障害(サイコ)を扱ったこの手の作品は先例が数多くあり、新鮮味に欠ける。犯行プロセスもいささか強引で、警察が真相に辿り着けなかった点も疑問。小学生は辿り着けるのに。。。 週刊文春ミステリーベスト10 10位 このミステリーがすごい! 3位 本格ミステリ・ベスト10 6位 本格ミステリ大賞受賞(2007年)
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