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一八八八 切り裂きジャック 角川文庫
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一八八八 切り裂きジャック 角川文庫

服部まゆみ(著者)

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一八八八 切り裂きジャック 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2002/03/25
JAN 9784041785058

一八八八 切り裂きジャック

¥440

商品レビュー

4

22件のお客様レビュー

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2010/05/28

物質的にも内容的にも…

物質的にも内容的にも重量感のある作品です。一頁一頁読み進めるうちにあれよあれよと言う間に1888年のロンドンに引き込まれ、世界観に酔い、現実世界に戻れなくなります。内容は史実に沿っている部分も多く、その所為で、物語的にラスト近くの盛り上がりに欠けるのは仕方がないと思う。けれどこの...

物質的にも内容的にも重量感のある作品です。一頁一頁読み進めるうちにあれよあれよと言う間に1888年のロンドンに引き込まれ、世界観に酔い、現実世界に戻れなくなります。内容は史実に沿っている部分も多く、その所為で、物語的にラスト近くの盛り上がりに欠けるのは仕方がないと思う。けれどこの本の主人公の柏木に感情移入すると、事件に巻き込まれ本当に何がなんだか頭がぐちゃぐちゃになってしまいます。服部まゆみさんが描いた切り裂きジャック事件は、華麗さとグロテスクさ、フェティシュ、倒錯感。そんなものが

文庫OFF

2010/05/28

1888年ロンドンで…

1888年ロンドンで一人の青年が将来を決めかねていた。会えば何か決断を下さるかと思い『エレファントマン』と呼ばれる畸形の男に会うも何も決められない。そして次第に青年は、当時ロンドンを騒がせていた『切り裂きジャック』事件に巻き込まれていく。この話は明確に犯人のわかる推理小説ではあり...

1888年ロンドンで一人の青年が将来を決めかねていた。会えば何か決断を下さるかと思い『エレファントマン』と呼ばれる畸形の男に会うも何も決められない。そして次第に青年は、当時ロンドンを騒がせていた『切り裂きジャック』事件に巻き込まれていく。この話は明確に犯人のわかる推理小説ではありません。犯人を探偵が指し、犯人が犯行理由を語ってくれるわけでもありません。どちらかといえばこの話は、現代のように科学の発展していないロンドンという異国にいる日本人の不可思議で、どこか淫靡な感覚を味わ

文庫OFF

2010/05/28

一八八八年、医学留学…

一八八八年、医学留学生の柏木は、友人の鷹原とともに「切り裂きジャック」の連続殺人事件に巻き込まれ、謎の犯人を追う。ビクトリア朝ロンドンの描写が緻密で雰囲気があります。長めの一冊で、出だしは少しスローな印象ですが、勢いがついてくると一気に読めます。

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