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侍従長の回想 中公文庫
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侍従長の回想 中公文庫

藤田尚徳【著】

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侍従長の回想 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1987/05/10
JAN 9784122014237

侍従長の回想

¥385

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

 戦争末期から敗戦後…

 戦争末期から敗戦後まで1年8ヶ月の間、侍従長だった元海軍大将の著者が見た昭和天皇と宮中を取り巻く激動を書いている。書中で目を引くのは、著者が当時の宮中の様子を窮屈だったと述べて、筆は抑えられているが当時の内大臣木戸幸一を批判しているところ。この窮屈さがあの戦争をいたずらに延ばし...

 戦争末期から敗戦後まで1年8ヶ月の間、侍従長だった元海軍大将の著者が見た昭和天皇と宮中を取り巻く激動を書いている。書中で目を引くのは、著者が当時の宮中の様子を窮屈だったと述べて、筆は抑えられているが当時の内大臣木戸幸一を批判しているところ。この窮屈さがあの戦争をいたずらに延ばしたのだろうか。

文庫OFF

2017/07/12

著者は元海軍大将で、昭和19年から21年にかけて昭和天皇の侍従長を務めた人物。 日本の歴史の大転換点に宮中でどんなことが起きていたのか。昭和天皇や重臣たちの間でどんなやりとりがあったのか。 戦局に対する各重臣たちの見立ては興味深い。 政治・軍事の中心的な立場にありながらも、...

著者は元海軍大将で、昭和19年から21年にかけて昭和天皇の侍従長を務めた人物。 日本の歴史の大転換点に宮中でどんなことが起きていたのか。昭和天皇や重臣たちの間でどんなやりとりがあったのか。 戦局に対する各重臣たちの見立ては興味深い。 政治・軍事の中心的な立場にありながらも、情勢が全く見えていなかった人物もいた様子。

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2015/07/05

元呉鎮守府司令長官であり、昭和19年8月から21年5月まで侍従長を務めた藤田尚徳の回想録。最初のページを読んだ時「あれ、これは小説なのかな?」と表紙をもう一回見直してしまったほど文章が素敵。さすが明治生まれの海軍はひと味違うのである。内容は侍従長の時の回想なので、戦争真っただ中。...

元呉鎮守府司令長官であり、昭和19年8月から21年5月まで侍従長を務めた藤田尚徳の回想録。最初のページを読んだ時「あれ、これは小説なのかな?」と表紙をもう一回見直してしまったほど文章が素敵。さすが明治生まれの海軍はひと味違うのである。内容は侍従長の時の回想なので、戦争真っただ中。そんな厳しい情勢にもかかわらず、昭和天皇のお人柄を知る事が出来るほっこり話があったりして面白い。空襲避難時の香淳皇后とのエピソードが微笑ましい。

Posted by ブクログ