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はるかなる風を越えて(3) 新約聖書 Bible C
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | サンパウロ |
発売年月日 | 1991/03/01 |
JAN | 9784805670163 |
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はるかなる風を越えて(3)
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はるかなる風を越えて(3)
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いわゆる「新約聖書」を漫画にした試みであるが、漫画にした人の「魂」がこもっていて、泣けた。 キリスト教徒がなぜ、イエスに対して信仰を持っているのか分かりたければこれで分かります。 「イエスという人間が全人類の罪を背負って死んだ?そんな馬鹿な」と思うかもしれないが、 十字架...
いわゆる「新約聖書」を漫画にした試みであるが、漫画にした人の「魂」がこもっていて、泣けた。 キリスト教徒がなぜ、イエスに対して信仰を持っているのか分かりたければこれで分かります。 「イエスという人間が全人類の罪を背負って死んだ?そんな馬鹿な」と思うかもしれないが、 十字架を背負いながらあらゆる苦しみを受け入れ死に向かう姿を想像してみると、そこに「信仰」というものが生まれざるを得ない。 自分勝手な解釈ではなく、かなりテキストと格闘しつつ描かれたものであることが分かるので安心できる。 この漫画ですごく大切にされているキャラクターで、第二の主人公とも言えるのはイエスを売り渡した「ユダ」であって、一貫してテーマはユダに対する哀しみと彼に対するイエスの愛なんではないかと思う。 ユダは首を吊って死ぬ前にこう言う。 「おれは ずっと考えてきた 『神の国』とはそもそも何なのか。敵を憎まず互いに愛し悪を知らぬ善人の集団か? いやそんなものは理想にすぎない。人間なんて奴は善をなせばすぐに思いあがり 正義と言っては喜んで血を流させる。 一人じゃなにもできない臆病者のくせに。集団となれば祭りのような狂乱沙汰だ。 こんな人間にあなたが教えてきたことは何? 抵抗しなければ敗北するだけのもろさなのか? それとも人間の残虐さを引き出しておいてその姿の責任は俺達にあると見せつけているのか? 答えてくれ! あなたはなぜ死ぬ?なぜ十字架を背負うんだ?」 現代の街を歩くイエスは、振り返りながらこう言う。 (「聖☆おにいさん」みたいだが笑) 「ユダよ、おまえは最後まで問いつづけていた 『なぜこの俺を裏切らせたのか』と だが、私が引きとめてもおまえは裏切っただろう だからもう引き止めなかった おまえもまた罪を犯さざるを得ない人間の運命の中にあり 私はそのすべてを受け入れることにしたんだ すべてをこの手に 愚かにして崇高な人間を愛しているから!」
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